アニメ『エルフさんは痩せられない。』太っちゃった骸骨（がいこつ）！？新たなクセ強キャラに視聴者も総ツッコミ！

2024.8.16 18:00

TVアニメ『エルフさんは痩せられない。』第6話『追憶の骨と六花の竜』が、8月10日（土）に放送された。

本作はシネクドキ原作、同名人気漫画のアニメ化。街の整体サロン『スマイリーボア』で働く直江友厚(なおえともあつ)は、異世界から来てフライドポテトの魅力にどっぷりハマり太ってしまったエルフの絵留札(えるふだ)と出会う。体重をこちらの世界にきた時と同じ重さに戻さなければ、元の世界に帰れないという絵留札の悩みを解決すべく、ダイエットを手伝うことに。直江が様々な異世界人の悩みにドタバタと巻き込まれていく、“ぽっちゃりエルフのダイエットコメディー”。

（以下アニメ最新話までのネタバレを含みます）

◆スケルトン(骸骨)だって痩せたい！

直江友厚(CV：石井孝英)の家で、尻尾を振りうれしそうに骨を噛（か）むイヌの姿をした頼加(CV：朝日奈丸佳)。「最近、どこからか骨をくわえてきては家でくつろいでるんです」と直江が絵留札(CV：伊藤彩沙)達に話をしていると、頼加はベッドの下に潜り出す。直江は「そこほこりっぽいから出てきて下さい！」と、頼加をベッドの下から引っ張り出す。するとなんと、“人間の頭蓋骨”が転がり出てきて一同は悲鳴をあげた。

頼加が今までに集め、隠していた骨を全て組み合わせると人ひとりが完成。絵留札達は頼加が人を食べてしまったのかと疑うが、頼加は “食べていない”と全力で否定。すると骸骨がカタカタと音を立て、起き上がりながら「はぁ～ようやく動けるようになりましたわ～」と、しゃべりはじめた。それを見た奥(CV：内田彩)が、彼女の正体が強い未練や怨念を持った者が死後アンデットとなり蘇（よみがえ）った骸骨のオバケ、“スケルトン”だと説明した。

スケルトンは陽気に「私、骨田と申します。以後お見知りおきを」とあいさつ。明るい骨田(CV：前田佳織里)に、直江は「未練とか怨念がある様には見えませんが…」と言う。骨田は「ありますわよ！私はとある王国に魔術師として仕えていたのですが、ある時、国家反逆罪の濡（ぬ）れ衣を着せられ処刑されたのです。スケルトンとして復活し、偶然迷い込んだダンジョンの扉がこちらの世界につながっていて…。でもこちらの世界に来た瞬間、トラックに引かれバラバラに…」「まぁ動けるようになった以上、この世界をエンジョイしますわっ」と明るく振舞った。しかし、骸骨姿の骨田に対し直江が「ええ？その姿で？」とツッコむと、骨田は「そうですよね…。太ってしまったのは火を見るより明らかっ！」と、ショックを受け、“太っていること”を気にした。

“骨しか見えていないので、太っていることが分からない”といった反応の直江達に対し、骨田は魔力を使い肉体を出現させた。そして、背中に付いたぜい肉をつまみ「困りましたわ、これでは恥ずかしくて表を歩けません。この世界をエンジョイしたかったのに！」と、悩みを打ち上げる。絵留札達は直江をダイエットのプロだと紹介し、手を貸すことに。まず骨田の猫背な姿勢を注意しながら、背中に効くストレッチをレクチャー。

それからしばらくの間、絵留札達とダイエットに打ち込んだ骨田は、無事にダイエット成功。直江が骨田に「すごく引き締まりましたね！これで、この世界をエンジョイできそうですか？」と問う。しかし、骨田の肉体となっていた魔力がだんだん解けはじめ、「スケルトンになってから孤独で、“なぜ自分がこんな目に”と、嫌なことばかり考える日々を過ごしていました。でもその鬱々とした気持ちも、あなた達と過ごすうちに忘れちゃいましたの。私きっと…ダイエットでエンジョイしてしまいましたのね！もう満足ですわ！ありがとう！」と絵留札達に伝え、最後は生前の頃の姿であったフェアリーの姿となり成仏した。

突然の別れに悲しむ絵留札達。直江も骨田の頭蓋骨を持ち「ダイエットは過程。重要なのはその先なんですよ…」「骨田さんにはもっとそれを、エンジョイして欲しかった…」と呼びかける様に語りかける。すると突然、「あら？そうなんですの？それは楽しみですわね！」と頭蓋骨が動きだし、“直江の言葉に未練が刺激された”と、骨田は復活を遂げたのであった。

◆ドラゴンスレンダーとドラゴンの少女

雪の積もった日にウォーキングを頑張る絵留札達。すると、黒枝(CV：長谷川玲奈)が転び、持っていた魔術用のトカゲの干物を落とす。それを見た直江は子どもの頃、蛇に噛まれた経験から、「見るのもダメなほど爬虫類（はちゅうるい）が苦手」と告白。気を取り直してウォーキングを再開するも、雪で滑り絵留札も転んでしまった。すると倒れた雪の中に、なにかが埋まっており、雪をどかしてみると中から女の人が出てきた。助けようと直江の部屋に連れていき、濡れた服を脱がすと、その人にはドラゴンの尻尾が生えていた。目を覚ましたドラゴンの少女、含蛇(CV：島田愛野)は絵留札達にテレパシーで、「昼食後痩せるためにウォーキングをするも、途中で眠くなり雪の上で寝ていた」と説明。

絵留札が「ドラゴンがデブゴンになるとは」とつぶやくと、黒枝は慌てて「ちょっと！怒らせたらダメよ！お前、ドラゴンの財宝を知らないの？」「人間に頼んでドラゴンを痩せさせれば、財宝が手に入る。コンビニのシフトを減らせるわ！」とドラゴン達が“貯めこんでいる財宝”を頂く作戦を企てた。そして、含蛇に直江のことを、痩せる方法を知るもの、通称“ドラゴンスレンダー”だと紹介した。

直江がダイエット方法を教えることになったまでは良いが、直江は爬虫類が大の苦手。含蛇の尻尾は見た目が爬虫類なため、尻尾を隠しドラゴンであることをバレないようにする黒枝達。しかし直江に教わった運動を試していると、含蛇の隠していた尻尾が出てしまった。それを見た直江は口から泡を吹いて気絶。仕方ないのでその隙をつき、黒枝は含蛇にダイエット方法を教えた報酬を促す。含蛇は「そういうことか…まぁいい、認めよう」と、直江の教えを認め、黒枝達にドラゴンの財宝を渡す。だが、渡されたその財宝は“トイレタンクの上においてあるキレイな石みたいなもの“であった…。

◆SNSでは新キャラ、太るスケルトンに対して総ツッコミ

SNSではスケルトンの骨田に対し「太るスケルトンという新概念を教えてくれてありがとう」と面白がる声や、直江につけられたあだ名に対し「エルフ達につけられたあだ名、ドラゴンスレンダーの称号。素晴らしい命名でした」、含蛇が渡したドラゴンの財宝に対して「それは…どこで手に入れたんだ？（笑）」など、今回も視聴者がツッコミ役となり、楽しんでいたコメントが多く投稿された。

第7話は8月17日（土）よる25時30分よりTOKYO MX、BS11他にて放送予定。

【エルフさんは痩せられない。公式HP】
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