藤原紀香の母・テイ子さん「根性あります、私の娘です」娘の芸能人生30年を見守ってきた言葉が胸熱

2023.12.22 07:15

俳優の藤原紀香が、20日放送の日本テレビ『1周回って知らない話 3時間SP』に出演。芸能界入りを反対していたという藤原の母が、その思いを初告白した。

一級建築士で設計事務所社長の父と、専業主婦で“教育ママ”の母の元、しつけに厳しく、学業を最優先で育てられたという藤原。外泊やアルバイトも禁止で、大学を卒業するまでは、門限は午後10時。親の言いつけを従順に守る箱入り娘だったという。

そして、結婚の箔(はく)付けのため、母が勝手に『ミス日本コンテスト』に応募すると、満場一致で“ミス日本グランプリ”を受賞した藤原は、その活動を通じて華々しい芸能の仕事に興味を持ち始めたものの、両親は芸能界入りに猛反対。しかし、阪神淡路大震災をきっかけに“夢を諦めてしまったらきっと後悔する”という思いが強くなり、親の反対を振り切り単身上京した。

ところが上京後、仕事が少なく一時期は収入がほぼ0に。その頃の食事は白米のみで、おかずは、自宅1階の焼肉店のダクトからあがる匂いだったことが明かされると、スタジオから驚きの声が上がる中、藤原は「オーディションを受けに行かなあかんから、エステ行ったり、ネイルしたり、食より美容の方に使って、お金がなくなっていたっていうのがあった」と、当時の過酷な生活を回顧。

そして、藤原の母・テイ子さんがコメントを寄せ、知られざる下積み時代について「田舎から、コネもなく東京へ行きましたね。多分続くことはないであろうと。1年で泣いて帰ってくるだろうと思っていました、正直。失敗してもすぐ立ち上がる子ですから、言い出したら絶対に頑として聞きません」と話し、泣き言を言ったかどうか聞かれると「絶対言わないですね。根性あります。私の娘です。頑張りすぎて100%主義なんです。妥協をするってことをあまりしない子ですね」と断言し、それを聞いて「恥ずかしい」と顔を赤くした藤原。

活動を反対していたという父も「活躍を見ながら、少しずつ自分を納得させたんじゃないかなと思うんですよね」と、時間とともに変化があったことを明かし、「私は、新聞の番組欄に丸したり、彼(父親)がわかるように。自分の部屋で、私とは絶対(一緒に)見ようとしないです。それが父親の気持ちなんだろうなと思ってました」と、見守り続けたテイ子さん。

最後に、芸能界でも歌舞伎界でも苦労が絶えない娘に対し「“疲れてるんだな”、“嫌なことがあったんだな”、“無理しないでね”、“ママ祈ってるよ”とか、“応援してるよ”。それを行動に表すのは抱きしめることですね」と胸の内を明かしたテイ子さんは、「それが私の彼女への愛だと思ってます。言葉いらないんですよ。だから思い切り甘えていらっしゃい」と思いを熱く語り、藤原はうれしそうにテイ子さんの言葉を受け入れていた。

写真提供:(C)日テレ

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