カズレーザー 近年急増中の“隣人ハラスメント”…騒音トラブルは音の大きさが基準値以内でも不法行為?判決を左右する“受忍限度”とは

2025.1.22 07:45

受忍限度とは、社会生活を営む上で我慢すべき限度のことを指すといい、今回の事例では部屋に聞こえてくる歌声が基準値を超えていなかったとしても、生活音とは明らかに異質な音で、深夜には入眠に影響するといった点が考慮されたとのこと。小野氏は近所の騒音トラブルでは、数字だけでなく、どういった種類の音なのかも、裁判では大事な要素になると話した。

講義を受け、竹内由恵は「例えば子どもが出す音とかって結構うるさいこともありますよね。その辺りはどうなのかちょっと心配」とコメント。これに対し小野氏は、それがどういう時間帯に、どのぐらいの頻度で行われているか、できる対策はしているのか、などが考慮されると説明した。

またカズレーザーが、子どもたちの声がうるさいという近隣住民の苦情から、公園が無くなった事例を挙げると、小野氏は「あれは自治体の方がいろんなことを考えた上でやめた」と補足。これを聞いたオカリナは、「マイノリティーというか、少数の人が言い続けたことによって覆しちゃうと、いろんな公園がそういう風になっちゃうんじゃないかな」と不安を口にする。

オカリナの写真

小野氏もオカリナの意見にうなずきつつ、同じようなトラブルが、運動会などのイベントを行う学校でも起こっていると話す。全ての事例で苦情が受け入れられるわけではないものの、苦情を言う側が子どもたちに危害を加えることを避けるため、学校や自治体が対応せざるを得ないこともあるという。

小野氏はハラスメント問題の難しさを伝えつつ、「ほんとに身の危険を感じるようなものだったらもう、すぐ警察に相談した方が良い」と、少しでも危険を感じたら躊躇(ちゅうしょ)せずに相談することを勧めた。

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写真提供:(C)日テレ

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