パティシエの悩みは… “クリスマス”は、“クルシミマス”…『生まれ変わったらやりたいシリーズ』に建設業界、飲食業界から本音が!
2024.12.11 10:15続いては飲食店の方々に聞いてみることに。最初に聞いたのはおそば屋さんの女性。彼女は生まれ変わったら「寿司(すし)屋さん」になりたいという。「おそば屋さんだったらいくら払いたいなって条件ってだいたい決まってて、どんなに原材料(にお金を)かけてても、ボーダーラインあると思うんです」「お寿司屋さんって“払ってもしょうがないよね”って感覚で来る人が一定数いるので…やりたい…」と本気で願いつつ、「それも港区の方のシャンパンとか出るようなお寿司屋さんで…」「利益率がお金で…」と、素直な願望を口にしていた。
そんな寿司屋さんは、お客さんの反応を直で見られるのが楽しい反面、お客さんからの質問に思い出せずに答えられない時もあるようで、常に気が抜けないらしい。そんなお寿司屋さんがやってみたい仕事は「イタリアンですねぇ~」とのこと。「女の子いて華やかじゃないですか、イタリアンって。」「チーズいっぱいかけて、トロ~ッとして、“あーすごいね!これうまそうだね!”なんて会話しながら…」と、女性に囲まれる職場に憧れがあるようだ。
中華料理屋さんは「鉄板焼き屋をやってみたいな」という。「うち(中華料理)はメニューが多いもんで…」「(鉄板焼き屋は)大体(メニューが)決まってますもんね。メインはステーキですからね。中華みたいにややこしくないし」「(中華は)1つの素材で何十種類と味付けありますからね」と、多種多様なメニューがある中華料理屋さんならでは苦労がある様子。鉄板焼きとてそう簡単なものではないだろうが、この中華屋さんにとっての鉄板焼きは「塩コショウで、両面焼きでパンパン!」というごく簡単なイメージのようだ。
和食屋さんからは「そば作りたい」という答えが。「一つの食材にグワッといけるかな」というのがその理由。一方和食の場合は「和食にいる限り、やっぱり四季の折々を追求する。(それが)楽しいのもあり、嫌でもあり…」と複雑な心境をのぞかせた。季節に合わせたメニューを考えるだけでもかなり大変だという。逆に洋食屋さんの場合は「季節感が無い」のが悩みの種のようだ。苦肉の策で考えたのが、オムライスにケチャップで「春」「夏」「秋」「冬」の文字を書くというアイデア。これでも相当絞り出しているのだ。
季節感で言うと、パティシエさんも今のシーズンは苦しんでいる様子。「クリスマスとか、この仕事していると一生一緒に祝えることはまずない」「僕らの業界では“クリスマス”を“クルシミマス”って言ってる」と語る。
同じお菓子でも和菓子の場合は「作る単位が大きい」「単純作業がきつい」という。「1日何百個、同じことやってるのはきつい」ようで、「ただただ時間過ぎるのを待ってるだけです」とぼやいていた。そして話の矛先はテレビ番組へ。「こんなこと言うとアレなんですけど、テレビ出た後が一番キツかったっすね。すごいお客さん来て」と、テレビ取材が来た時のことを回顧。お客さんがたくさん来過ぎるのも和菓子職人さんにとっては大変なようだ。
最後に聞いたのはフグ料理屋さん。ご主人は「お肉を使った料理をやってみたい」という。「フグって今の人には訴求しづらい味。脂っ気が無い。脂があると人間っておいしいって感じるんだよね」というのがその理由。フグには基本脂が乗っていないので「おいしさに気づきにくいというのはあると思うんだよね」とご主人は語る。
すると横で聞いていた奥様も援護射撃。「“おいしい”の質が違うのよ。食べ慣れないと。何回か食べて舌がわからないと、おいしいっていう感覚が出来上がらないのよ」と分析しつつ、「うまみを受容する感覚を身につけないとフグはわからないから、絶対に現状“オワコン”(終わったコンテンツ)だよね」とぼやく。
なおも奥様のぼやきは止まらず「“(フグには)脂身が無い”って言いながら、こんだけ太っているヤツの言うこともウソくさいよね」と、ご主人の体型を引き合いに出してぼやいており、スタジオでVTRを見ていたマツコ・デラックスも「おかみ…」と笑いをこらえ、村上信五(SUPER EIGHT)も「おかみ、素晴らしいね~」と絶賛していた。
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