カズレーザー 今年豊漁のあの魚も…特に注意したい食物アレルギーとその予防法とは

2024.10.23 10:15
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が10月22日に放送された。さまざまなアレルギー症状を特集した今回。島根大学医学部皮膚科准教授の千貫祐子氏が登壇すると、特に注意したい食物アレルギーと、その予防方法が解説された。

千貫氏は、まず小麦に関するアレルギーに関して、単純に摂取する以外にも、さまざまな経路でアレルギー症状が発生すると警鐘。その一つとして紹介されたのが、食物依存性運動誘発アナフィラキシー。原因食物を食べただけではアレルギーは出ないものの、運動などの二次的な要因が加わった際にアレルゲンの吸収が高まり、発症してしまうといい、小麦アレルギーにもこの危険性があると話す。

普段小麦アレルギーの症状が出ていない人でも、小麦を摂取したあとに運動や飲酒、さらに解熱剤を飲むといった行為をすると、発症してしまう可能性があるとのこと。特に解熱剤と合わさった場合、多くの解熱剤が胃や腸を守るため粘膜生成を抑制する副作用があることから、消化管が敏感になりアレルゲンを取り込みやすくなり、より高い確率で発症につながってしまう。そのため特に解熱剤との組み合わせは、小麦に限らず自身のアレルギーを把握し、回避するよう注意喚起がなされた。

小麦に関してさらに注意すべきとして紹介されたのは、“パンケーキ症候群”とも呼ばれる症状。パンケーキやお好み焼きなど、粉ものを食べた際に発症するというが、これは小麦粉やパンケーキミックスが入った袋に、隙間からダニが侵入することで起こるものだという。小麦ではなく、ダニのタンパク質に対してアレルギー症状が出てしまうのだといい、ダニの死がいでも反応することがある。予防のためには一度ですべて使いきることが理想というが、難しい場合は袋を密封したうえで、冷蔵庫に保管するなどの対策が必要とのこと。

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