カズレーザー 捨てるのはもったいない! シミ・シワ予防、肌荒れ改善…超強力美容成分を含む、“捨てがちな”食材の部位とは 

2024.10.9 08:45
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広島大学 医学部 堤理恵氏

これらの部位を食べるための、堤氏おすすめの方法は、まず種に含まれるビタミンEは脂溶性であることから、オリーブオイルなどとともに炒(い)って食べると、効果的においしく栄養を摂取できるという。ワタに関しては、ワタと種を豆乳と同時にブレンダーにかけ、ポタージュにすると無駄なく栄養成分を摂取できるとした。しかし種に関しては、ナッツ類と同じく食べすぎると油分の取りすぎにつながるため、栄養豊富とは言え、摂取量には注意が必要と呼びかけた。

◆マグロの血合い

さらに超強力美肌成分が含まれると紹介されたのは、約半数の人が捨ててしまっているというマグロの血合い部分。スタジオと中継を繋いで解説した水産研究・教育機構の山下由美子氏・世古卓也氏によると、マグロの血合いには、超強力な抗酸化物質『セレノネイン』が含まれているという。セレノネインとは、強い抗酸化力を持つとされるビタミンEと比べても、老化の原因となる活性酸素の除去力が500倍とされる物質。ブリ、カツオ、サバなどの回遊魚に多く含まれているが、中でも、クロマグロの含有量は突出しており、ブリの136倍であるという。加えて、シミの原因となるメラニンの生成を抑制する効果、肝臓への中性脂肪の蓄積を軽減する効果、さらに脳卒中や心筋梗塞といった疾患の発症率減少効果も報告されており、まさに最強抗酸化物質といえる。

堤氏は、そんなマグロの血合いに含まれるセレノネインを、効率的に摂取できる食べ方を紹介。まず血合いをフードプロセッサーでミンチにして、豆腐・ネギ・卵などの具材、更にショウガなども少し加える。それを和風ハンバーグや、竜田揚げにすると、おいしく栄養を摂取できるという。

またマグロ以外にも、これから旬を迎えるサバの血合いにはシミ・シワ、肌荒れなどへの効果が期待できるビタミンA、疲労回復や脂肪燃焼に効果的なタウリンも身の約12倍も含まれているという。さらに多くの人になじみ深いサケの切り身にある血合いには、くすみや肌荒れ防止に効果的とされるDHA が身の部分に比べて2.7 倍入っているということで、マグロと同じく、捨てずに食べてほしいと紹介された。

水産研究・教育機構 山下由美子氏
水産研究・教育機構 世古卓也氏

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写真提供:(C)日テレ

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