アニメ『多数欠』“あの結末”で終わりじゃない!? エピローグからの急展開にファンも驚き「一体どこに着地するのか」

2024.9.24 17:00

◆実篤の計画 “2通目の封筒”

倒れた実篤たちを見て、高笑いをする皇帝。先ほど行使した特権【交渉権】は、交渉相手が死亡した場合、その合意自体が無効になる効果を持っていた。そのため、皇帝は完全勝利を確信。「これでもう怖いものはない。俺は人間すべてを処分し、特権利をすべて回収し、欲望のない清らかな世界を再構築する!すべてが満足だ!その世界はもうすぐ…」

──…と、その瞬間。皇帝のノートパソコンに「死 ね」と表示が……。それは、前に実篤が入賀煉(CV:KENN)から預かった2通目の封筒の中身を、特権【表示権】を持つごぼう(CV:藍原ことみ)が表示したものだった。「何がッ……起きて……ッ!」。苦しみながら倒れる皇帝の目に、立ち上がる臣の姿が映る。「これで終わりだべ。皇帝!」。臣の言葉を聞きながら、苦しんで倒れゆく皇帝の目は徐々に光を失うのだった──。

「わいも似だ境遇だけど、おめえのやっでたことは、ただの悪夢の繰り返しだべ!」。そこへ、特権の力で傀儡(かいらい)の細胞と融合した龍太も立ち上がる。だが、実篤と紗綾の2人だけはもう……。

皇帝を倒すと誓いあった実篤と紗綾は…

臣は、実篤が計画を打ち明けた時のことを思い出す。その場には、実篤、臣、龍太、ごぼうの4人がいた。実篤は、皇帝は間違いなく多数欠で自分たちを亡き者にしようとしてくるだろうと。そのため、命令権の付与された封筒の2通目を使い、皇帝に見せて倒すのだと。皇帝は、自分からは質問ができないため、彼の望む質問ができるように誘導し、自分たちは全滅する必要がある、と…──

さらに、“チーム名”をつけておけば、多数欠の際にそのチーム以外を巻き込むことはない。そう考えた実篤は、あえて塔に潜入するメンバーに“チーム実篤”の名前を付け、逆に皇帝に利用させていたのだった。そして、特権【拒否権】を使える臣には採決を拒否するように、龍太には傀儡の細胞と融合するように伝えていた。そうすれば、2人だけは生き残ることができるから…。

あの時──龍太が皇帝に飛び掛かった時、彼は焦るフリをしながら“ノートパソコン”を引っ掛け、皇帝の方に画面が向くように仕向けた。臣がポケットに隠した携帯で特定の番号を入力すると、ごぼうが2番の封筒の中身を表示させる。そこまでが実篤の計画。そして、自分が死を迎えることをも覚悟していたのだった。

皇帝の身勝手な言い分に憤っていた実篤だったが、それすらも油断させる作戦だったのだろうか
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