カズレーザー “お酒が弱い人が多いのは?”“肥満率が高いのは?”現代日本人の体質の県民性を学ぶ

2024.9.11 11:10
出演した専門家
東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授
太田博樹

たとえば、お酒が弱い遺伝子変異は、世界的に見ても揚子江下流域に集中しており、関西や中国地方にお酒が弱い人が多いのは、この地域に大陸から多くの人が移り住んできたことと関連している可能性があるのだとか。その他、狩猟生活の中で限られた摂取カロリーをため込む必要のあった縄文人の遺伝的性質を受け継ぐ地域では、肥満率が高いというデータもあるのだという。この解説にカズレーザーは「人類の歴史から考えたら、ため込む方が圧倒的に有利な時間が長かったのに、急に文明が発達して、農耕とか、みんな田んぼ作るようになってから、急にそれが“太る”っていう悪いイメージに変わるっていうのは、変な話ですね」とリアクションした。

今後これらの研究は地域ごとではなく、個々人の遺伝子タイプの調査に発展していくそうで、太田氏は遺伝子のタイプごとに行うべき治療や投薬の検討に寄与していくと展望を語った。さらに、遺伝的形質を悪いものとして捉えないでほしいとし、歴史的事情でさまざまな遺伝的弱さをそれぞれが持っているという点を、補いながら生活する必要があると補足した。

カズレーザーも「いろんな病気の傾向が出ましたけど、基本的にはそれで全部決まるわけじゃない」とコメントし、「その人のことは最後までわからないんだということを、ちょっとね、色眼鏡を外してもらうっていうのができたらいいのかなと思いますね」と総括した。

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写真提供:(C)日テレ

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