カズレーザー　“体の中から浴びる美容液” 食卓でおなじみのアノ魚の持つ驚異の健康効果とは

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が8月27日に放送された。今回は『超・回復食材SP』と題して、私たちの体がこの夏に受けたダメージを回復させる食材やそのおすすめの食べ方を専門家たちが解説。『紫外線で弱った肌のダメージを超回復する食材「シャケ」』という講義では、最新研究で明らかとなったシャケの意外な健康効果について解説された。

京都府立大学大学院生命環境科学研究科の准教授で、の青井渉氏は、運動をすることで体内から分泌され、筋肉の増強や免疫力アップ、さらには美容作用などの効果をもたらすホルモン『マイオカイン』を紹介。従来の研究ではホルモンは脳から分泌されるものとされていたが、近年の研究で、筋肉を動かすと筋肉からもホルモンが分泌されることが分かったという。それがこのマイオカインで、マイオカインというのは総称であり、実際には約50種類ほどあり、血液から大腸に行き、ガンの芽を摘んだり、脳に行き認知機能の低下や鬱（うつ）の予防に効果があるという。

中でも、シミを抑制するマイオカインは、皮膚に到達してメラニン色素の生成を抑制、あるいは、できてしまったメラニンを分解してくれるという。青井氏は、まさに“体の中から浴びる美容液”の働きがあるとした。これを聞いたカズレーザーは、「外からより体（の中から）の方が圧倒的に到達の割合は大きいですよね」「そんなに皮膚って（外から中に浸透させるのに）ザルみたいになってないですよね」と納得。色々なスキンケア商品を塗っているというゲストの大沢あかねも「考え方変わりますね」と美肌効果に驚いていた。

もう1つ、マイオカインには、皮膚の細胞に作用してコラーゲンを生成する効果があると、青井氏は紹介。肌荒れを防止したり、肌のハリを保つといった効果も期待できると付け加えた。

そんなマイオカインの分泌をうながす食材として青井氏が推奨したのが『シャケ』。マウスの実験で、シャケに含まれる成分・アスタキサンチンを含んだ食事を与えることで、普通の食事と比べマイオカインの量が50％もアップしたという研究成果などを紹介。さらに青井氏は、シャケにはタンパク質やビタミンDなど筋肉を作る成分が含まれていることを挙げ、1日２切れほどシャケの切り身を摂取することで、筋力アップの効果があるとした。シャケフレークなどでも、これらの効果は期待できるという。

さらにこのアスタキサンチンには、紫外線による肌ダメージを回復させる効果もあるそうで、紫外線を浴びると生成され肌の老化の原因となる『一重項酸素』を分解し、シミやシワを減少させることが併せて紹介された。

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写真提供：（C）日テレ