盛らぬは恥！カレーをおぼんで、オムライスをラーメン丼で振る舞う豪快さが自慢の“オモウマい店”

8月20日放送の『ヒューマングルメンタリーオモウマい店』は、栃木県小山市の『喜作』を特集。とにかくご飯の量にこだわりを持つ店主が振る舞う、豪快かつおいしさ満点の満腹料理が次々に登場した。

お店の自慢は、なんと言ってもそのボリューム。ご飯2合（約700ｇ）と自家製のチキンカレーに、しょうゆ唐揚げをトッピングした『満腹唐揚げカレー』（1.100円）は、お皿ではなく、“おぼん”に直接のせられており、あまりの量に番組MCのヒロミは「絶対食いきれねぇよ」と驚いた。

ボリューム満点なのはカレーだけではなく、ご飯1kgで作る3人前相当の『満腹オムライ丼』（1,250円）は特大のラーメンどんぶりで登場。店主の船田正幸さん（51）は「オムライスであんまりないでしょ、おなかいっぱいになるの」と、“丼”で提供する理由を語った。

麺220gのナポリタンに豚ロースカツとチキンカレーをのせた『ナポリスパかつ』にヒロミは「ご飯食べたくなっちゃうね」とリアクション。すると、この発言を予想していたかのように、ナポリタンの横にご飯とみそ汁が添えられ、この料理が『ナポリスパかつ定食』（1,200円）であることが判明。ナポリタンやカツカレーなどをおいしそうに頬張るお客さんの姿に、スタジオからは驚きの声があがった。

店主の船田さんは、ご飯の量にこだわりを持っているようで、「少ないと恥かいちゃう」とコメント。ともに厨房を切り盛りする家族の盛り付けに納得がいかないと、「ごはん少なくない？」「もっと、もっと、もっと」と、とにかく大盛りにするよう指示を出し、さらに「みすぼらしいじゃん」と派手にご飯をよそうよう促した。この言葉に、番組MCのバイきんぐ・小峠英二は「あんま料理で使わない言葉だよ」とツッコんだ。

豪快な姿勢を貫く船田さんだが、家族によれば元は料理人としてホテルなどで腕を振るっていたそうで、「料理長を束ねる料理長」を務めていたこともあるのだとか。長男の幸喜（こうき）さん（25）は、「一個一個の料理に根拠がある」と父親の姿勢に尊敬のまなざしを送った。

そんな店主の元へ通う常連客も、強者ぞろい。取材中に細身の女性が口にしていたのは、ご飯3kgにチャーシュー丸々1本をのせ、5個の温泉卵や大量の唐揚げなどをふんだんに盛り付けた総量4kg以上の『喜作丼』。常連客は「欲望を詰め込んだどんぶりですよね」と幸せそうにペースを落とすことなくどんぶりを完食。

店主の船田さんにどういうオーダーだったのか確認すると、「5000円を渡されて」お客さんの希望を聞いて出したメニューなのだという。船田さんは「お客さんの“こういうのいっぱい食べたい”っていうのを取り入れる」と語り、幸喜さんも「“あったらいいな”があるお店」と胸を張った。

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写真提供：（C）中京テレビ