アニメ【推しの子】かなとあかねの幼少期からの因縁…愛憎入り混じる気持ちに「ファンのわがままな思いが最高」の声

2024.8.19 17:45

アニメ【推しの子】の第18話(第2期7話目)が8月14日に放送された。幼い頃、かなに憧れて演技の世界に飛び込んだあかねとかなの待ちわびた真っ向勝負の時が描かれた。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆あかねとかなの因縁は、子役時代から始まっていた

いよいよ開演した『東京ブレイド』。物語はツルギ役・かなとブレイド役・姫川が対峙するシーンから始まる。幼い頃から子役として活動していた大ベテランのかなは、周囲からの信頼も厚く、他の役者のフォローも淡々とこなす。

一方ライバルの鞘姫(さやひめ)役・あかねは、台本の変更によりセリフが大幅に省略され、短いセリフと動きだけで伝えなければいけないシーンを、持ち前の演技力できっちり決め、原作者のアビ子も「あの子、すごい!」と感心する。かなは、そんなあかねの演技を舞台裏のモニターで見ていた。そして『東京ブレイド』はツルギと鞘姫の対決へ。かなの大ファンとして彼女に憧れていた、幼少期のあかねの回想シーンに入る。

かなの大ファンだったあかねは、引っ込み思案な性格をなおしたいという親の願いもあり、「かなちゃんとお友達になれるかもしれないぞ」という誘い文句で児童劇団に入る。かなの出演作品を全てチェックし、髪型もかなと一緒にし、おそろいの帽子を買ってもらうまでに彼女に憧れていたあかね。
そして、あるオーディション会場でかなとあかねは初めて会うことになる。

子役のかなに憧れる幼少期のあかね

オーディション会場に一人でいるところに、たまたま番組関係者に会ったあかね。しかし、その関係者は髪型が一緒のあかねをかなと間違い「かなちゃんを選ぶことはもう決まってるから。これ形だけのオーディションだから」と内情を暴露。そして、あろうことかその場に本物のかなが現れてしまう。

番組関係者は慌ててどこかに立ち去ってしまい、残された2人は気まずい空気になる。「かなちゃんはそんなズルしないよね?」とあかねは言うが、かなは「してたらなんなの?」「こんな端役(はやく)、そこそこ演技できてれば誰でもいいの!」と、演技の良し悪しではなく、誰なら視聴率が取れるかで決まっているということを一方的にぶちまける。そして、「私のマネなんかするな!」とあかねの帽子を投げ捨て、暴言を吐き散らして去っていった。

あかねに暴言を吐く幼少期のかな

◆かなの本気を引き出したいあかね…アクアの策とは?

この経験から心理学に興味を持ったあかねは「今ならかなちゃんがどうしてあんなこと言ったか、ちょっとだけわかるよ」と語る。仕事が減り、不本意な歌の仕事もこなすようになった過程で、大人や周囲の事情もくみ取れる人間になり、周りを活かす役者になったかな。成長したかなの姿を見たあかねは「そんなのダメだよ」と冷たくつぶやく。そんな役者になったかなのことをあかねは「今のかなちゃんは嫌い。大嫌い」と、周りの大人につぶされたと語る。

幼い頃憧れていたかなのような独りよがりで周りを食ってしまうような演技を引き出すため、舞台上で真正面から全力でぶつかるあかね。しかし、かなは「黒川あかねがいい演技をするなら、こっちはそれを立てる演技をしてあげるべき」「自我はいらない」と一歩引いた演技をして、対決シーンは終わってしまう。

周りを立てる演技をするかな

舞台裏で、自分の思いが伝わらず、自分勝手なことをしてしまったことを後悔するあかね。その様子を見たアクアは「それでいい」と励ます。アクアもかなは自分勝手な時が一番輝いている、と考えていた。あかねは「本気のかなちゃんに勝ちたいの」と自分の気持ちをアクアに伝える。アクアは「だったら、前に引きずりだすぞ。俺たちで」とあかねと一緒に本気のかなの演技を引き出そうと誓う。

かなの本気の演技を引き出そうとするあかね

SNS上では「幼少期の回想観てるのもう辛かった」「真っ直ぐな黒川あかねを見るのが苦しかったんだな」「ファンのわがままな思いが最高」と幼少期から続くあかねとかなの愛憎入り混じる因縁に驚く声が上がった。

【推しの子】第十九話(第2期8話目)は8月21日(水)、TOKYO MXほかにて放送予定

©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

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