【夏のうちに学びたい記事】カズレーザー 日本人の9割が持っている、ダイエットに効果的な「やせ菌」を増やす魔法のような食材とは

2024.8.14 11:30

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が6月11日に放送された。今回は『キレイになって痩せる夢の食材SP』ということで、『やせ菌・デブ菌の新常識!日本人が多く持つ“新やせ菌”の増やし方!』という講義では、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 副所長 國澤純氏が登壇。最新研究で判明した、日本人が多くもつやせ菌を増やす、魔法のような食材を紹介した。

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 副所長 國澤純氏

そもそもやせ菌とは、やせている人に多く見られる腸内細菌のこと。やせ菌を増やすことによって、太りにくくなるとされ、その種類は育った国、人種などで変化する。國澤氏らは2022年に『ブラウティア・ウェクセレラエ』(以下、ブラウティア)がやせ菌だということを発見した。

國澤氏によればこのブラウティア、日本人の約9割が保有しているのだといい、ふたつの強力なダイエットパワーを発揮するとのこと。ひとつが短鎖脂肪酸を増やす役割。短鎖脂肪酸はやせ菌の作る代謝物と言われており、いくつかのダイエット効果がわかっている。1つ目が満腹感の促進・食欲の抑制で、少ない食事で満腹感を得ることができ、食べ過ぎを防ぐ。2つ目は血糖値の急上昇を抑制する効果。血糖値が急上昇すると糖分が油に変わり太りやすくなってしまうため、抑制することで肥満防止になるという。ブラウティアはこの短鎖脂肪酸を産生し、更に短鎖脂肪酸を産生する他の腸内細菌を活性化させることができる、やせ菌の司令塔的存在。これに加え、脂肪燃焼を促進させる成長ホルモンを生成する効果のある、オルニチンを産出する役割もあると解説した。

ダイエットをするのなら、是非とも増やしたい成分だが、國澤氏いわく、増やすためには注意点があるらしい。それが腸内でのブラウティアの割合。日本人の約9割が保有しているものの、腸内でのその割合は多くの人の場合、約3%。肥満のリスクを軽減するためには6%が適切であるため、2倍に増やす必要がある。

そこで國澤氏らが明らかにした、ブラウティアを増やすうえで高い効果のある食材というのが大麦。ブラウティアを増やすには、食物繊維を多く摂取することが効果的だが、大麦は食物繊維の割合が、他の食材に比べて圧倒的に高い。番組内で提示された表で見ても、玄米の二倍以上の食物繊維を含んでいることが示された。食べ方としては、白米150gに対し、20g程度加えれば十分とのことで、ダイエット効果を発揮するには、常にブラウティアが6%存在することが望ましいため、少ない量でも毎日、食事に取り入れてみることが重要と解説した。

カズレーザーは講義をうけ、「(腸内細菌が)ちゃんと意味ある事してんだな」と一言。ただ日本人が世界的に見れば肥満度が人口の4%前後と、非常に低いことに触れると、「そこまで敏感にならなくていい」「無理せず理想の体型に近づけたら」とコメント。自分のペースでダイエットを行うよう注意を促した。

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写真提供:(C)日テレ

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