カズレーザー “家に帰ってもメールが”リモートワークの弊害…逃げ場がない現代のハラスメント!原因は○○の歪(ゆが)み?

2024.7.17 09:45
メイプル超合金のカズレーザー

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が16日に放送された。今回のテーマは『大ハラスメント時代の生き抜き方』として、「昭和世代→令和世代 ハラスメントの原因は???の歪み」という講義では、ハラスメントが起きる際の、世代間ギャップについて解説が行われた。

中央大学の法学部長、遠藤研一郎氏は、ハラスメントがなくならない原因でもっとも大きいのは、昭和世代、令和世代といった世代間で起きている、パーソナルスペースの歪(ゆが)みと指摘する。パーソナルスペースとは、「他人が自分のなかに入ってきてほしくない距離」のこと。物理的・心理的の両方あるといい、この“他人に踏み込まれたくない領域”の認識が、大きな問題となっている。

中央大学 法学部長 遠藤研一郎氏

遠藤氏は世代間でパーソナルスペースの認識に歪みが生じる原因を、各世代の特徴に触れながら解説。昭和時代には統一された価値観があり、幸せの定義も同じ方向を向いていたため、同じ目標を共有することができ、距離感が近かったと話す。対して現代は価値観が多様化。それぞれのやり方で目標を目指すようになったこと、またリモートワークの普及なども合わさって、他人との距離感も遠くなってきていると。結果として許容できる距離感に差が生まれ、若い世代には昭和世代の行動が、自分のパーソナルスペースを侵害するものに思えてしまうことがあるという。

ただ若い世代でも近い距離感で問題ないという人も当然おり、講義を受けていた、こがけんは「ハラスメントじゃないからもっとコミュニケーション取ってくれていいっていう人がいるってことは、パーソナルスペースが広い人と小さい人というのが多様化してる」と発言。遠藤氏もこれに同意を示した。

文京湯島法律事務所 弁護士 小野章子氏

続いて、パーソナルスペースの多様化に加え、ハラスメントが生じやすくなっている背景についても解説された。文京湯島法律事務所で代表弁護士を務める小野章子氏によれば、働く環境の変化が大きな要因になっているという。かつては職場から離れることで公私を分けることができた。しかし現代は、家に帰ってもメールが届き、またオンラインで家で仕事をすることもできてしまう。公私の境界が曖昧になってきており、逃げ場がない、ハラスメントが起こりやすい環境が生まれているのではないかと指摘。

会社でグループLINE等をつくると、勤務外でも直接メッセージが送ることが可能になってしまう。プライベートと仕事を分けるため、業務用のメールやチャットツールを使用することが予防法として効果的ではないかと提案された。

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写真提供:(C)日テレ

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