アニメ『夜桜さんちの大作戦』太陽を認め始めた凶一郎の変化にSNSも注目「少しずつ近寄ってるのがわかる」

アニメ『夜桜さんちの大作戦』の第14話『目指せスイートルーム』が7月8日にＢＳ日テレにて放送された。ある朝、太平洋沖の船上で目を覚ました太陽。戸惑う太陽の目の前には、釣りをする凶一郎の姿が。「親睦を深めよう」と普段は口にしないセリフと笑顔を向ける凶一郎に、太陽は警戒心を強める。

（以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます）

◆目が覚めるとそこは太平洋！凶一郎の目的とは？

“秘密組織タンポポ”についての資料を手に入れた太陽は、データの中に『DANDYLION（ダンディーライオン）』というホテルの領収書を見つける。太陽はタンポポの英名“ダンデライオン”との言葉遊びを疑い、関連性があるのではないかとにらむ。

しかし、翌日、太陽が目を覚ますとなぜか釣りをする凶一郎と一緒に太平洋上の漁船にいた。「男同士親睦を深めようと思ってな」と太陽を釣りに誘う凶一郎。太陽は絶対に裏があると感じるが、凶一郎は「訓練に身を投じる者への手向けだからな」とほほ笑む。

次の瞬間、太陽のさおに何かがかかる。太陽が引き上げると、それはマシンガンを持ったダイバーだった。必死で銃弾を避ける太陽。実はこれは夜桜家の訓練の一つで、凶一郎はあらかじめ太陽の存在を他のスパイに匂わせており、周辺海域には太陽を狙う大量のスパイがうごめいていた。次々と船に上陸し、襲いかかるスパイをなぎ倒す太陽。しかし今度はどこからか魚雷が発射され、漁船は木っ端微塵（こっぱみじん）になる。

他のスパイと共に、命からがら浮上し、がれきの上に登った太陽。魚雷の破片にはタンポポのマークが記されていた。実はこの海域はタンポポの密航ルートで、侵入した船は無人戦闘機の魚雷で撃沈されるというウワサが立っていた。「エサでターゲットを釣る、スパイの基本だ」と凶一郎。タンポポの強大な軍事力を前に退くなら今のうちだと伝えるが、太陽は「六美が狙われている以上、引くなんてあり得ません」と即答する。回答を聞いた凶一郎は「珍しく同意見だ」というと、太陽を遠くの海へ投げ飛ばした。着水した太陽。目の前には二発目の魚雷が凶一郎や他のスパイに向かっていた。凶一郎は「今のお前はライセンスを持つプロのスパイ」と魚雷を止めることを命じる。太陽は兄妹たちに教わった技術を思い出しながら、なんとか魚雷を止めることに成功する。

そして凶一郎は魚雷の向きを変え、今度はタンポポの潜水艦に向けて発射。「通信記録で伝えるといい。この程度の兵器、夜桜には通用しないと」とセリフを残し、潜水艦を爆破した。

タンポポに反撃をくらわせた凶一郎はホテル『ダンディーライオン』にタンポポの皮下真が潜んでいると伝える。

◆夜桜の血を再現した「葉桜」に夜桜家が挑む！

凶一郎は太陽を『ダンディーライオン』に送り込み、ちょうど手が空いていた辛三（しんぞう）も太陽の後に続いてホテルに向かわせた。凶一郎は二刃（ふたば）から太陽を強大な力を持つタンポポとの戦いに巻き込んだことを責められるが、凶一郎は「これはヤツの家族の事故が絡んでいることだ。それ以上でもそれ以下でもない」ときっぱり答える。

その頃、『ダンディーライオン』のスイートルームでは、皮下が相棒のノウメンに趣味の裁縫の腕を見せていた。そして皮下は「副作用を減らした改良品だぞ」という巾着に入った何かをノウメンに渡す。

その直後、現場に踏み込んだ太陽。しかし、皮下は「俺も忙しいからさ」とその場をノウメンにまかせヘリコプターで逃げ去った。太陽に対峙（たいじ）したノウメンは「彼らの底なしの悪意、教えてあげる」と、さっき皮下に渡された巾着の中身を取り出す。それは夜桜の血を再現したドーピング薬“葉桜”だった。

自らの体に葉桜を打ち込んだノウメンの筋肉はむくむくと巨大化。太陽を殴り飛ばし、太陽が反撃で刺したナイフも全く効いていなかった。太陽の首元をつかんで持ち上げ、太陽を絞め殺そうとするノウメン。しかしその時、スイートルームの床から謎のゴミ箱が現れ、そこから伸びた銃がノウメンを撃ち抜いた。「遅れてごめん、太陽」と謝る男。それは遅れてやってきた辛三だった。

SNS上では「普段いがみ合う二人が手を組む姿もまじいい」「太陽のことを長男なりに認めて少しずつ近寄ってるのがわかる」「凶一郎ホントにめっちゃ太陽のことすきやね」と六美を守ろうとする太陽を認め始めた凶一郎の心情の変化に対する声が多く上がった。

『夜桜さんちの大作戦』第15話
7月14日（日）午後5時〜　MBS/TBS系にて放送
7月15日（月）夜10時30分〜　ＢＳ日テレにて放送

画像提供：©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS