ハンバーガー日本一決定戦『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』準決勝3日目結果

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2024.6.29 21:00

2024年6月27日（木）～30日（日）の4日間、日本一のハンバーガーを決める大会『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』がさいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)にて開催中。29日（土）に行われた準決勝3日目の結果をお届け。

◾️3日目第1試合

RICH GARDEN（大阪）　VS　美らしゃぶ亭（東京）

『RICH GARDEN』は大阪・アメ村に本店を構える本格ハンバーガー店。世界の料理をテーマに、国ごとにその土地の食材を落とし込んだワールドバーガーシリーズや、大手チェーン店の人気ハンバーガーを、敬意をこめてオマージュした商品などを展開したりと、個性も光る実力店。

完成したバーガーは『GRAND SLAM』。米国農林水産省の規格で最高ランクに位置つけられる『プライムグレード』のU.S.ビーフとマッシュポテトはアメリカのステーキハウスを想起させる。大人気のバーボンBBQソースと素揚げの玉ねぎを合わせることで力強い味わいを体現した1品。

審査員のフォーリンデブはっしーは「さっき、安藤シェフが満塁ホームランをテーマに『GRAND SLAM』を作ったとおっしゃっていましたが、うまんるいホームラ～ン！」とコメント。隣の西日本ハンバーガー協会会長の薮伸太郎は「僕の期待をこえてきた。バーボンのソースがめちゃくちゃおいしいです！」と絶賛。

『美らしゃぶ亭』は沖縄ブランド豚のしゃぶしゃぶ専門店。味にうるさい銀座の人たちをうならす料理とサービスは、まさにファーストクラス。不定期で開催されるイベントでは高級食材を惜しげもなく使用した至極のハンバーガーが味わえる。

完成したバーガーは『美らしゃぶベーコンエッグチーズ』。最高級小麦『はるゆたか』を100%使用した自家製バンズに『プライムグレード』のU.S.ビーフをミンチとハンドチョップとで食感・味が異なるように2層に仕上げたパティを基軸に、定番のベーコンエッグチーズバーガーでありながら緻密（ちみつ）に考えられた1品。

審査員のフォーリンデブはっしーは「デブリシャ～ス！」と満面の笑みでコメント。隣の薮伸太郎が「バガリシャ～ス！」と続き、最後は黙々と食べていたジャパンビアソムリエ協会代表理事の山上昌弘も「うまがみ～！」と笑いで締めくくった。

審査基準は味70点、見た目20点、調理の正確さ10点の3項目からなり、審査員1人合計100点の中で得点をつけ、審査員の合計点が得点となる。結果は『RICH GARDEN』288点、『美らしゃぶ亭』279点で『RICH GARDEN』の勝利が決定した。

◾️3日目第2試合

BORDER TOWN（茨城）　VS　BBQ IN JAPAN（愛知）

『BORDER TOWN』は高校卒業後に和食屋で修業をした佐久間シェフが、若干24歳の時に開業した本格ハンバーガー店。地元である茨城県境町の食材にこだわった地産地消バーガーを求め、連日遠方からも客が訪れる。緻密さと適度なジャンク感を残した絶妙なバランスが持ち味。

『BORDER TOWN』の佐久間シェフは「昨年に続きこのステージでハンバーガーを作れることをうれしく思います。全力で楽しみたいと思います。」とコメント。完成したバーガーの名前は『タルタルフライングジャックチーズバーガー』。佐久間シェフの持ち味は、和洋折衷入り混じったスパイスを駆使する極上の自家製ソース。コルビージャックに衣をまとわせカツを作り、和風タルタルを合わせた新感覚チーズバーガー。

『BBQ IN JAPAN』は日系ブラジル人の移⺠であるリカルド・スズキ氏が、自らが育ったブラジルのバーベキュー料理と、日本で流行しているグルメバーガーとの融合をコンセプトに、6年前名古屋で開業したお店。力強く練られたプリっとしたパティの食感が魅力。

『BBQ IN JAPAN』のリカルドシェフは「皆さんよろしくお願いします」とコメント。完成したバーガーの名前は『UAISO BURGER』。肉の旨み、ハバネロジャックの辛み、BBQソースのコク、ベーコンの油分にラテンの地域で愛されているキャラメルソース『ドゥルセ・デ・レチェ』の甘さが合わさって地球の裏表をつなぐ至極のバーガー。

結果は『BORDER TOWN』289点、『BBQ IN JAPAN』284点で『BORDER TOWN』の勝利が決定した。審査員の山上は「『BBQ IN JAPAN』のバンズはフワフワで甘くてファーストアタックは柔らかくて、お肉が来て、最後にハバネロジャックが甘さを消してくれてすごくいいバランスのとれた1品。『BORDER TOWN』のバーガーは食べた時にチーズがグワっとあふれ出すんですよ。今回のテーマ食材でもあるチーズをふんだんに使われているなと。食べた時にチーズを感じて、食感と味わい、インパクトも全部あってこれが勝負の決め手でした。」とそれぞれのハンバーガーを評価した。

◾️3日目第3試合

GENKAI BURGER (東京)　VS　HAPPY BURGER（愛知）

『GENKAI BURGER』は、調理学校レコールバンタンが2022年に、sioのオーナーシェフである鳥羽周作氏の指揮の下、立ち上げたハンバーガーブランド『GENKAI BURGER』。黒毛和牛やトリュフなどの高級食材を惜しげもなく使用したバーガーを「原価」で販売し話題になった。今年はチームを一新し挑戦。

『GENKAI BURGER』の木村シェフは「学生なんですけど、学生だと思われないよう、プロとして肩を並べて戦わせて頂けたらと思うのでよろしくお願いします」とコメント。完成したバーガーの名前は『バーガー一郎（BURGER ICTIRO）』。人気ラーメン店にリスペクトをこめてオマージュしたハンバーガーには豚の背脂の代わりにより牛肉のパティと相性のいいボーンマロー（牛の脊椎）が使われている。ニンニク醤油にガーリックマヨ、旨みもインパクトも文字通り“マシマシ”の１品。

『HAPPY BURGER』は、愛知県知多郡の海沿いにある、カリフォルニアをそのまま切り取って持ってきたかのようなデザインのPISMOBLUE CAFE内に構えるハンバーガー店。鉄板に押しつけながら表面をカリカリに焼き上げるスマッシュバーガーの専門店として昨年オープン。

『HAPPY BURGER』の椙山シェフは「愛知県の内海というところ、人口が4000人弱の小さな街でやっておりますのでどこまでいけるかわかりませんが頑張っていきたいと思います」とコメント。完成したハンバーガーの名前は『California Twin Burger』。コクの強いコルビージャックを使用し、水分量を減らし味を凝縮させるために種子部分を取り除いたスライストマトや、旨みの強いベーコンを配合させたパティを合わした１品。一口目から、濃縮した旨みを感じることができるカリフォルニアスタイルのダブルチーズバーガー。

結果は『HAPPY BURGER』290点、『GENKAI BURGER』273点で『HAPPY BURGER』が勝利。審査員のフォーリンデブはっしーは「どちらも大変おいしいハンバーガーでした。『HAPPY BURGER』さんはスマッシュしたお肉の香ばしさが素晴らしかったですし、『GENKAI BURGER』さんは“ラーメン二郎”をテーマにして背脂ではなく、骨椎を使うというユニークポイントがありました。決定的に違うポイントは“テーマ食材への向き合い方”だったのかなと思います。」と総評した。

最後に3試合行われたうちの勝者が壇上にあがり、決勝戦に進むチームが発表された。第1試合『RICH GARDEN』、第2試合『BORDER TOWN』、第3試合『HAPPY BURGER』の中から、審査員3名が札を上げ、決勝にあがるチームが決定する。結果は『RICH GARDEN』2票、『BORDER TOWN』1票となり、『RICH GARDEN』が明日の決勝戦に進むチームとして勝ち上がった。

明日は1日目の勝者『Harry’s Junction』、２日目の勝者『ジュピターズキッチン四万温泉』、3日目の勝者『RICH GARDEN』と敗者復活で勝ち上がった『Ju the burger』が明日の決勝で戦うことになった。

『JAPAN BURGER CHAMPIONSHIP 2024』

＜期間＞
2024年6月27日（木）～30日（日） 11時〜21時　※最終日は19時まで
＜場所＞
さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)
＜入場料＞
無料（混雑緩和のため、土日のみ事前に入場時間指定予約あり）
＜販売ブース＞
ハンバーガー18店舗予定
他、飲食、ポテト、アルコール、スナック、スイーツなど販売予定