カズレーザー 若い女性の方がおじさんより口が臭い!?人生で3度訪れる“口臭危機”…予防に重要なポイントとは

2024.5.29 09:45

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が28日に放送された。『夏を控えた今こそ要注意!虫歯&口臭改善SP!最新治療や口臭、虫歯の新事実とは?』がテーマの今回。『おじさんより若い女性の方が口が臭い!?女性の人生で3度訪れる口臭危機』という講義では、福岡歯科大学口腔(こうくう)保健学講座教授で日本口臭学会で理事も務める谷口奈央氏が、性別や年齢別で気をつけたい口臭トラブルについて解説を行った。

福岡歯科大学 口腔保健学講座教授
日本口臭学会理事 谷口奈央氏

谷口教授によると、日本人の性別年齢別で実施した口臭に関する調査から、男性よりも女性の方が口臭のある人が多く、中年男性よりも若い女性の方が口が臭いという実態が明らかになったのだという。一般的に口臭の原因は、硫化水素という卵が腐ったような臭いが
舌苔(ぜったい)という舌の汚れから出てくることにあるが、さらに歯周病にかかると『メチルメルカプタン』と呼ばれるより有毒な成分があらわれる。その臭いは野菜や魚が腐ったような生ゴミのような臭いだと言われ、一般的な口臭の10~20 倍の臭さだという。女性の方が、女性ホルモンをエサに増殖する歯周病菌『P.i菌』が多いそうで、谷口教授は特に女性の人生には口臭がひどくなる時期が3回訪れると語った。

最初に訪れる口臭がひどくなりやすい時期は思春期で、女性ホルモンが急増するこの時期に、歯周病菌・P.i菌も大増殖。歯茎の腫れや出血を伴う『思春期性歯肉炎』に悩む患者が増えるそうだ。また思春期以降でも、女性の体では月経後に『エストロゲン』という女性ホルモンが増加し、それに伴ってP.i.菌が増加するが、エストロゲンが減少する時期になると今度は歯茎の毛細血管を広げる働きを持つ女性ホルモン『プロゲステロン』が増加していくため、歯茎の炎症反応が広がりやすくなってしまい、歯周病リスクが高まる。

続いて口臭が気になりやすい時期は妊娠出産期。妊娠すると女性ホルモンの分泌量が人によって平常時の140倍にもなるという。谷口氏によれば、妊婦が歯周病にかかっていると、早産の危険性が非常に高くなるそうで、そのリスクはアルコールや喫煙の約6倍に相当する。谷口氏は妊婦でもできるオーラルケアとして、ヘッドの小さな歯ブラシや、泡立たないタイプの歯磨き粉の使用を推奨した。

そして3つ目の時期は更年期で、唾液の分泌量が減るこの時期は口内が乾きやすくなり、口臭が出やすくなってしまうそうだ。このように、年齢を問わず歯周病対策が常に必要となるが、谷口氏は毎日の歯磨きに加えてデンタルフロスや歯間ブラシの使用を提案。歯ブラシだけでは6割ほどしか落とせない歯間の汚れが、フロスなどで8〜9割除去できるという。

そのほか「歯磨き粉の中の薬用成分っていうのは非常に優秀」とした谷口氏は、歯磨き後のうがいにも注意を促し、薬用成分が流れてしまわないよう水10mlほどで口をすすぐようコメント。このあまりの少なさに、カズレーザーも「10ml…」と驚きを隠せない様子だった。

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写真提供:(C)日テレ

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