三重県のカット代2万円のヘアサロンに全国から客が…『質感カット』で“さらさら、しなやか、しっとり”感が自在？

モデルでタレントの佐藤栞里が2月14日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて！』にMCとして出演。最先端のヘアカットを施術された女性スタッフの姿に驚く一幕があった。

令和のイケオジを目指す番組名物ディレクター「コマツバーラ」が若者の街・渋谷で最先端を学ぶ『日本列島　渋谷の旅』。ダーツで当たった地点で取材をしていると、ライブを見るために夜行バスに乗って三重県からやってきたという女性2人組と出会った。

「あなたが思う最先端のものは何ですか？」という質問に「オーナーのカット」と答えた2人。彼女たちは三重県鈴鹿市のヘアサロンに勤務する仕事仲間で、そのサロンのオーナーが“すごい方”なのだという。1回の料金がカットだけで2万円という高額にもかかわらず、わざわざ東京から三重までカットしてもらいにくるお客さんもいるという、そのオーナーの名前は高木達也さん。彼が考案した『質感カット』は、カットだけでは普通再現できない「やわらか」「さらさら」「しなやか」などの手触り感をシザー1本で再現してしまうのだという。

興味の湧いたコマツバーラDは高木さんに会うため、彼女たちの働く鈴鹿市のサロン『ROSE』へ。名古屋の美容室で修業後「ハサミ1つで何も知らない土地でチャレンジしたい」と、縁もゆかりもない鈴鹿市に来て開業した高木さんはこの地で腕に磨きをかけ質感カットを考案。やがてヘアメイクの賞を数多く受賞し『質感王子』と呼ばれるようになった高木さんのサロンは現在、県内のみならず遠方からのお客さんもやってくる大人気店となっている。

自分では絶対に体験できないスキンヘッドのコマツバーラDは、一緒に取材していた女性スタッフ・上田さんに体験してもらうことに。一目見ただけで「パッと見てもっと似合うデザインっていうのが浮かんでるので、もっとステキに可愛くしましょう」と言い切った高木さんは。彼女の顔の骨格を見て、きれいに整ったあごのラインをうまく見せられるようなスタイルに生まれ変わらせることに。

下地となるベースカットをしながら髪の状態を確認した高木さんはいよいよ質感カットを開始。髪に数ミリ単位で等間隔にカットを入れていくことで「さらさら」「しなやか」「しっとり」などの質感を生み出していく質感カットはまさに職人技。「これがMade in JAPANだと思うんですよ。“ミリ”の仕事って。日本人ならではのカットだと思うんですよね」と、自らの技術に胸を張る高木さんを、渋谷で取材を受けてくれたサロンスタッフの2人も憧れのまなざしでその施術を見守る。

重い印象だった髪に「しなやか」さが加えられ、さらにあごのラインが後ろ髪のスタイルに美しくつながる見事な仕上がりに感動した番組スタッフ・上田さんは、その髪型のままスタジオに登場。ロケから1週間ちょっと経っていたがVTRでの様子とほぼ変わらず、しなやかな質感が維持された状態での登場となった。普段はモデルとしても活動する佐藤栞里も実際に仕上がった髪型をみて「ホントだ、可愛い～！」と絶賛。「毎日気分がアガってます」と笑顔で答える上田さんに佐藤も「最高じゃないですか～！」と感激していた。

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写真提供：（C）日テレ