カズレーザー 日本人が魅了される3000Hzの声の出し方とは…全ての人にチャンスがある?

2024.1.31 08:15

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が30日に放送された。今回は『脳科学で好感度をつかむ方法』をテーマに、『好感度爆上げ! モテ声の秘密は●●ヘルツ』という講義で、音声分析研究の先頭を走る専門家が、聞き手を引きつける声のメカニズムと、その発声方法について解説を行った。

まず専門家は、「日本人は見た目よりも声を重視する」という研究結果を披露。声と表情を用いた実験を紹介し、日本人が声のトーンで相手の感情を判断する割合が多いことを示したうえで、声で人の本能を魅了することが可能なのではないかと語った。その際に重要なのは声の大きさではなくトーンなのだそうで、専門家は映画やドラマで小さな声でしゃべっていながらもしっかりと聞き取れて、かつ心に訴えかける俳優の発声を例に挙げ、3000Hzという周波数を響かせることができれば、相手の好感度を上げられる可能性が高まるとした。

そもそも声には基本周波数とよばれるものがあり、男性では 80〜200Hz、女性では 150〜400Hz に分布しているそうだが、声を響かせることで3000Hzを混じらせることもできるため、全ての人に3000Hzを出せるチャンスがあるという。この3000Hz付近の音は、人間の耳がよく聴こうとする周波数であるため、相手の耳がキャッチしやすく聴覚神経から大脳辺縁系に伝わり、快楽物質であるドーパミンが分泌される可能性が高いのだとか。

番組では、出演者のジャングルポケット・斉藤慎二のギャグである「はーいっ!」の声に3000Hzの音が含まれていることが明かされ、斉藤の音声から3000Hz帯の音をカットしたものを放送。すると同じ音量でも3000Hzの音が含まれていない声は、3000Hzの音が含まれている声に比べて小さく聞こえるという反応がスタジオからあがった。

専門家は、発声を意識することで3000Hzの音が出しやすくなると語り、骨盤を立ててアゴが引けた状態で発音することや、腹式呼吸を意識し言葉の1文字目をはっきりと発音することで、声に含まれる3000Hzの響きを出やすくすることができるとアドバイスした。カズレーザーは「滑舌を!ちゃんとね、子音をはっきりと言うようにしていけば、好感度上がると聞いたので、これからはハキハキとしゃべりたいと思います。ありがとうございます」と、語気を強め、ハキハキとした口調で講義を総括した。

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写真提供:(C)日テレ 

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