寺島しのぶ「生き方に妥協してこなかった」 51歳の誕生日プレゼントに欲しいものとは

「この歳になっていろいろ考え直すことも多いですね…」しみじみと語ったのは、来月51歳を迎える俳優の寺島しのぶ。白髪染めブランドの新CM発表会に登場し、美を保つ秘けつや自分の生き方について語った。

美しくあり続けるために意識していることを聞かれた寺島は、「ワクワクするとか、楽しい気持ちってすごく、細胞が喜ぶような気がするんですよね」「ポジティブな人はいつも輝いているように見えるし。自分自身が結構ネガティブな人間なんで、ポジティブな人たちと話して引っ張ってもらうとか、そういうことをしていますね」とメンタル面を充実させることが美を保つ秘けつだと語った。

そして、CMの商品である白髪染めにちなみ、髪について気を付けていることについては、「ツヤ感が歳と共に無くなってくるし、出産後とか髪がどんどん細くなってくるので、これはまいったなと思って」「だからプロテインもすごく飲むようになりましたし、あとは頭皮のマッサージに月1回行ったりとか」と明かすと、「若い時は何やったってツヤツヤしてますし、この歳になっていろいろ考え直すことも多いですね…」としんみり答えていた。

CM中の“もう、妥協しない”というセリフを引き合いに、“妥協したくないこと”を聞かれると、「自分の生き方かな。生き方は妥協してこなかったのかなと思います」ときっぱり。その裏には、由緒ある歌舞伎の家系に生まれ育ち、これまで数々の難しい役を演じて多くの賞を受賞してきた寺島ならではの説得力があった。

そして、“最近感動したこと”を問われ、「歌舞伎座の舞台に立ったこと」と答えた寺島。その舞台とは先月、銀座・歌舞伎座で初めて寺島が本公演に出演した演目のこと。男性が女方を演じる歌舞伎界では異例となる女性の出演にメディアでも注目されていた。その時に感動したことについて、「千秋楽の幕切れの時に客席に明かりが点いた時に初めてお客さんをバーッと見ることができて、感動的でした」と感慨深そうに語った。
来月で51歳を迎える寺島。“誕生日に欲しいものは何か”と聞かれると、「自分のために使う時間が欲しいですね」「海外に行って暖かい所でハンモックとかに乗って日が落ちるまでシャンパンを飲んでいたい」と妥協しない多忙な日々の休息に思いをはせていた。

ビゲン 泡クリームカラー新CM『第３の白髪染め』篇は現在放映中。