8月1日 深夜スタート ドラマ『僕たちの校内放送』で木戸大聖が“ラジオ”に挑戦 共演者との撮影裏話を明かす

2023.8.1 12:00

フジテレビドラマのヤングクリエイターたちが月替わりで送る「火曜ACTION!」(関東ローカル)。8月期は『僕たちの校内放送』が8月1日(火)24時25分よりスタートする。フジテレビ湾岸スタジオ内では記者発表会が行われ、本作で連ドラ初主演となる今注目の若手俳優・木戸大聖(きど たいせい)(26)が登場。作品の見どころや、前田旺志郎(まえだ おうしろう)、中田青渚(なかた せいな)たち共演者との撮影の裏話を披露した。

ドラマ『僕たちの校内放送』
放送部員の高校2年生で主人公の今野浩哉(こんの ひろや、木戸大聖)が同級生たちとラジオを意識した番組で校内放送を盛り上げていく、友情×校内放送×青春ドラマの要素が詰まった完全オリジナルストーリー。引っ込み思案で学校でも目立たない放送部員の浩哉がある日、放送部の顧問から廃部を言い渡され困惑していたところ、同級生の大城健太(おおしろ けんた、前田旺志郎)とひょんなことをきっかけに校内放送で“ラジオ”をやることに。内気でさえないラジオ好きな浩哉と、ラジオに興味がないが社交的な健太。正反対の二人を中心に、短くも熱い青春と友情の日々が始まっていく――。

■短いながらも浮き沈みのある成長ストーリー

記者発表会が行われたのは、木戸大聖さんがクランクインして5日ほど経った日。本作が連ドラ初主演となる木戸さんは会の冒頭、「もともと役者に興味を持ったのがドラマというもの。いつかはドラマで主演を張りたい気持ちがずっとありました。現場が始まった日には、学校が見えてくるとどんどんドキドキしてきて、今は責任感も同時に感じるようになっています」と意気込みを語った。

また全4話で描かれるストーリーについて木戸さんは「短いながらもちゃんと浮き沈みのある成長ストーリーになっている」と、初めて台本を読んだ時に物語の濃密さを感じたことを明かした。

「このドラマでは出てくる登場人物それぞれが悩みを抱えていて、出会って、そしてラジオを通して成長していきます。初めはたった4話の中で起承転結を持たせて深みを出すのは難しいんじゃないかと思ったんですが、(台本を読んで)主要キャラクターたちの成長がちゃんと全員分描かれていたのがすごく濃密だなと思いました」

■相方役の前田旺志郎とは撮影開始前から“コンビ”

校内放送を題材とした本作では、引っ込み思案で友達も少ないラジオ好きな少年・浩哉を演じる木戸さんが劇中でラジオパーソナリティに挑戦。リスナーとなる全校生徒からお便りを集めたり、「今日はこんなことがあった」とトークで場をつなぐシーンが登場する。

その中で浩哉の相方となるのが、前田旺志郎さんが演じる大城健太(おおしろ けんた)。内気な浩哉とは対照的なキャラクターで、ラジオに興味はないが社交的な性格をしており、健太とタッグを組むことで校内放送が一気に盛り上がっていく。

記者発表会で木戸は、劇中だけでなく実際の撮影でも“健太”に助けられている部分があったことを明かした。

「今回、特に健太を演じてくれている前田くんとは、現場入る前からもう話の波長が合うというか、すぐに『あ、大丈夫だな』と感じていました。出会う前は自分からコミュニケーションをとっていこうと思っていたけど全然その必要もなく、いい流れのまま現場に入れましたね。ラジオのシーンは健太との掛け合いやテンポがすごく大事なので、そこってやはり一人ではなかなか練習しづらい部分もあるんですが、それこそ現場入る前に二人で『ちょっとここ、1回合わせない?』っていうふうにやっていました」

■撮影の合間も“青春”「勝手にラジオ始めたんです」

現在26歳ながら高校2年生の役を演じる木戸さん。entaxが撮影の合間の過ごし方を聞いてみると「基本的にずっとしゃべっています」と、待ち時間によく一緒にいるメンバーを紹介。そのメンバーとは健太を演じる前田旺志郎(22)と、劇中で浩哉と健太のラジオに“お便り”を送ってくる藤原瑞輝(ふじわら みずき)を演じる中田青渚(なかた せいな)(23)。劇中で主要となる3人だが、撮影中以外でも本当の同級生のように過ごしているようだった。

「3人でいる時は、もう何を話しているか覚えてないくらい他愛もない話をしています。それこそ昨日、ブース内(撮影現場の放送部部室)に3人でいたんですが、勝手にラジオを始めたんです、僕(浩哉)と健太が。で、ゲストに女優の中田青渚さんが来てくれています、みたいな。それがずっとしゃべっていられるんじゃないかってくらいノリノリでした」

■バナナマンのラジオ番組を参考に「僕は設楽さん側」

記者発表会の中で木戸は「本作でラジオの魅力に気づかされた」と、最近では音楽よりもラジオをよく聴くようになったとコメント。記者から「聴いていて楽しいラジオは?」と質問されるとバナナマンのラジオ番組を挙げ、実は役作りの参考にしたことも明かした。

「今回の浩哉と健太のラジオに近いのはどなたのだろうと考えた時、バナナマンさんの設楽さんと日村さんの感じが僕の中ではフィットした部分がありました。僕自身は設楽さん側。作中でお便りを読んだりするのも浩哉で、そこに合いの手を入れるのが健太。その形がバナナマンさんに似ていましたし、バナナマンさんのラジオで日村さんをいじるようなお便りを書いているリスナーの方がいて、それも(作中のシーンに)すごく近いなと」

また劇中で多く見られる浩哉と健太の掛け合いにはバナナマンさながら、台本通りではないアドリブも入っていると言う。

「予定調和というか、準備していたものはなかなか面白くなりづらい部分もあるので、偶然生まれたものをすごく大事にしています。むしろたくさん入っているんじゃないかなと思います」

ドラマを見る際は浩哉と健太、二人の掛け合いにも要注目。現場の空気から生まれたやりとりを探してみると、このドラマがより楽しくなるかもしれない。

【木戸大聖(きど たいせい)Profile】
1996年12月10日生まれ、福岡県出身。『僕たちがやりました』 第10話(2017年、カンテレ・フジテレビ系)で俳優デビュー。その後『anone』(2018年、日本テレビ系)、『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』(2020年、フジテレビ系)などのドラマ作品に出演。2022年に配信されたNetflixオリジナルシリーズ『FirstLove 初恋』では佐藤健演じる主人公の若き頃を演じ、さらなる認知拡大につながった。映画初主演作は『先生!口裂け女です!』。また『日立 世界ふしぎ発見!』(TBS系)の企画ではテレビ史上初となる北極点へ到達するなど、俳優業以外でも幅広く活躍している。

【作品情報】
≪タイトル≫
火曜ACTION!『僕たちの校内放送』(全4回)

≪放送日時≫
8月1日(火) 24時25分~24時55分
8月8日(火) 24時25分~24時55分
8月15日(火) 24時25分~24時55分
8月22日(火) 24時25分~24時55分
※関東ローカル
※時間変更の可能性あり
※各話放送終了後、TVer、FODなどで見逃し配信を実施予定

≪出演者≫
木戸大聖、前田旺志郎、中田青渚、米倉れいあ、鈴之助、加藤 歩 他

≪スタッフ≫
プロデュース:足立遼太朗
演出:清矢明子
脚本:伊吹一、前田知礼
音楽:Akiyoshi Yasuda (Wee’s Inc.)

≪主題歌≫
『流声』めいちゃん

≪制作協力≫
大映テレビ

≪制作著作≫
フジテレビジョン

【公式HP】
【公式X(旧ツイッター)】
【公式Instagram】

写真:©entax

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