大東駿介 “ソトバ”の呪いに「ゾクゾクとした心地良い幸福感を味わってきました」 映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
2025.4.28 18:30
5月23日(金)に公開となる高橋一生主演の映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』のソトバ(戸次重幸)と水尾(大東駿介)の場面写真が公開された。
漫画シリーズの原点となる伝説のエピソード『懺悔室』。映画オリジナルのエピソードを追加し、時空を超えて続く「呪い」に満ちたサスペンスが『岸辺露伴』史上最高のスケールで描かれることになる。そんなファンの期待を一身に集める本作から、ポップコーンに生死をかけるという荒木飛呂彦の原作漫画ならではの戦いを繰り広げる最重要人物の2人を写した新たな場面写真が到着。

戸次重幸演じる“絶望”の淵から呪い続ける浮浪者<ソトバ>と、大東駿介演じるソトバを誤って死なせてしまったことで、“幸運”に襲われる“呪い”をかけられ怯え続ける男<水尾>。2人が運命的な出会いを果たし、《幸福》と《絶望》が絡み合う呪いの物語が今まさに始まらんとする瞬間が切り取られている。

原作漫画を読み込んだスタッフが撮影場所に選んだのは、現在は廃屋となっている旧兵舎。ヴェネツィアにしかないロケーションが、不気味な呪いの物語を盛り上げている。 露伴が懺悔室で聞いた告白。それは25年前に起きた奇妙な出来事だった。解体現場で働く水尾の前に現れたのは、浮浪者のソトバ。水尾に食べ物を乞うが拒絶された挙句階段から転落して死んでしまうが、次の瞬間死んだはずのソトバが現れ、水尾に「お前が幸せの絶頂の時、絶望を味わせてやる」と呪いの言葉を叫ぶ──。

場面写真には2人の出会いとともに、水尾に食べ物を乞い、彼の昼食を受け取って目に希望の光を湛えるソトバの表情もとらえられている。この後、ソトバの希望は水尾によって、いかに踏みにじられるのか…?
大人気漫画家の荒木飛呂彦原作作品への出演に「本当に光栄」と語った戸次と、原作・ドラマのファンとして「水尾の呪縛に身を置けることに、ゾクゾクとした心地良い幸福感を味わってきました」と語った大東は、それぞれの役をともに全身全霊で演じ上げた。その姿を目の当たりにした高橋一生は、「物語上、撮影ではほぼお会いできなかったのですが、(お二人とも)それぞれの志を確固として持っていらっしゃる方だと感じました」と熱演を称えた。

♦ストーリー
漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。それは誤って浮浪者を殺したことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」呪いの告白だった。幸福から必死に逃れようと生きてきた男は、ある日無邪気に遊ぶ娘を見て「心からの幸せ」を感じてしまう。その瞬間、死んだ筈の浮浪者が現れ、ポップコーンを使った試練に挑まされる。
「ポップコーンを投げて3回続けて口でキャッチできたら俺の呪いは消える。しかし失敗したら最大の絶望を受け入れろ…」。奇妙な告白にのめりこむ露伴は、相手を本にして人の記憶や体験を読むことができる特殊能力を使ってしまう…。やがて自身にも「幸福になる呪い」が襲いかかっている事に気付く。
映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
5月23日(金)ロードショー
配給:アスミック・エース