武田綾乃原作の映画『愛されなくても別に』 本田望結のが緊迫感あふれる演技が映し出された場面写真など一挙解禁!
2025.4.28 17:45
『響け!ユーフォニアム』で知られる武田綾乃の小説を原作とした映画『愛されなくても別に』の場面写真12点が解禁された。日本最年少でカンヌ国際映画祭への出品を果たした井樫彩監督のもと、南沙良が主演を務める本作は、2025年7月4日(金)より全国公開予定。
原作は2021年に第42回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の同名小説。テレビアニメ化などで大ヒットした『響け!ユーフォニアム』シリーズの作者による新時代の青春ストーリーが、若干29歳の新鋭監督・井樫彩の手で実写映画化。井樫監督は『溶ける』(2016)が第70回カンヌ国際映画祭シネフォンダシオンに日本人最年少で正式出品。続く『真っ赤な星』(2018)もレインダンス映画祭コンペ部門に長編映画としては日本人最年少で正式出品された注目の監督だ。
本作は毒親、虐待、性暴力など家族間で生じる問題から社会のひずみに切り込みつつ、その世界をサバイブする女性たちの清々しさと、「不幸中毒」からの脱却までを鮮やかに描いた作品となっている。
今回解禁された場面写真では、主人公・宮田(南沙良)の大学の同級生・木村(本田望結)や、宮田のバイト先の同僚・堀口(基俊介)をはじめとした登場人物たちの印象的なシーンが切り取られている。

親からの過干渉に悩む木村が宮田にコンビニでのアルバイトを紹介するシーンや、宗教団体の「宙の会」にのめり込む⽊村を救うために、宮⽥と江永(⾺場ふみか)は潜り込み、その施設の⾷卓で木村が”数珠”を宮田に手渡す場面、さらには”ある出来事”が原因で逆上した木村が刃物を突きつけるシーンが映し出されている。本田望結のこれまでに見せたことのない緊迫感あふれる演技に注目だ。



また、雨の中、江永にそっと傘を差し出す謎めいた男(伊島空)の姿や、宮田や木村の母親たちの表情など、物語を彩る様々な場面が映し出されている。

《STORY》
宮⽥陽彩(19)は、“クソ”のような⼤学⽣活を送っていた。
⼤学に通い、それ以外の時間のほとんどを浪費家の⺟に変わっての家事とコンビニでのアルバイトに費やし、その中から学費と⺟と2⼈暮らしの家計8万を収める⽇々。遊ぶ時間も、⾦もない。何かに期待して⽣きてきたことがない。親にも、友⼈にも…。
いつものように早朝にバイトを終えた宮⽥は、⺟のために朝ご飯を作り、家事をした後に⼤学に登校していた。そこで⼤学の同級⽣であり、バイト先の同僚でもある 江永雅(24)のひょんな噂を⽿にする。威圧的な髪⾊、メイク、ピアス──バイト先ではイヤホンをつけながら接客する、地味な宮⽥とは正反対の彼⼥の噂。 「江永さんのお⽗さんって殺⼈犯なんだって」他の誰かと普通の関係を築けないと思っていたふたり。ふたりの出会いが⼈⽣を変えていく−。

映画『愛されなくても別に』は2025年7月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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Ⓒ武田綾乃/講談社 Ⓒ2025 映画「愛されなくても別に」製作委員会




