小林薫・戸塚純貴W主演 満島ひかり・ピエール滝ら豪華俳優陣で送るオリジナルアニメ映画『ホウセンカ』2025年秋公開決定
2025.4.25 16:45
予測不能なストーリーで話題をよんだオリジナルTVアニメ「オッドタクシー」を手掛けたクリエイタータッグ・木下麦(監督・キャラクターデザイン)×此元和津也(原作・脚本)と、制作スタジオ・CLAPによる、オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』を2025年秋に公開することが決定した。
本作は、「セトウツミ」を手掛けた漫画家であり、脚本家としても活動の場を拡げる此元和津也が書き下ろしたオリジナルストーリー。独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の老人。「ろくでもない一生だったな」と声を掛けたのは、人の言葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で、老人は自身の過去を振り返り始める。死にかけのヤクザが起こす大逆転とは?どういった物語が繰り広げられるのか、期待が高まる。

■ティザービジュアルが公開
月明かりの中にひっそりと佇むホウセンカと、太陽の下で伸び伸びと咲くホウセンカが対象的に描かれている2枚のティザービジュアルを解禁。そこには「大逆転だ」「笑わせんなよ」——シンプルながらも強烈なインパクトを放つコピーが刻まれている。これらの言葉が意味するものは一体何なのか。デザイナーの大島依提亜がアートディレクションを担当。ティザービジュアルのイラストはkigimuraが手がけている。印象的な夜のシーンと、陽の光を浴びたホウセンカを繊細に描き下ろし、詩的で美しいビジュアルが作品の世界観を見事に表現している。

■キャスト・スタッフよりコメントが到着!
♦小林薫 コメント
阿久津役は、ピエールくんと⼆⼈のみでの収録でした。終えて家に帰っても切替えられず、頭の中もボーとしてえらく疲れていたのを覚えています。翌⽇の収録でピエールくんにその事を話すと、彼は収録地の⾚坂から渋⾕までなんと歩いて帰ったそうです。彼なりのクールダウンだったと思います。そんな充実感と疲労、感動の⼊り混じった収録でありました。
♦戸塚純貴 コメント
幸せだったと心から言える自分の人生であってほしいと思わせてくれる『ホウセンカ』。人間臭い阿久津実がとても愛おしくて、アニメーションによって彩られる彼の世界には最後のシーンまで感動しきりでした。
深いことは考えず目の前にいる不器用でまっすぐで人情深い阿久津に身を委ねました。小林薫さんの声色や感情の機微から若かかりし阿久津を想像して、丁寧に言葉を伝えてくれる満島ひかりさんとは本当に心を通わせた気持ちになりながら収録させていただきました。声優に不慣れな自分は完成を見るのが少し不安でしたが、それを忘れさせてくれる感動がありました。皆様に早く届いてほしい、ぜひ観ていただきたい映画です。
♦満島ひかり コメント
胸がきゅっとなる作品でした。ちょっと渋くて、チャーミングなお話をみて「愛した記憶があるから私は寂しくないの」と言ったある先輩のすてきな言葉を思い出しました。物語の主人公・阿久津さんの静かで不器用なもの語りも派手では無いけど、とってもすてきでした。同じく不器用で魅力的な、那奈を演じられてうれしかった。
♦宮崎美子 コメント
異世界に転生でもしないかぎり人は今ここで自分にできることに命をかけるしかないから、こんな風に愛されたら、精一杯生きていこうという気持ちになる。信じる、託す、前を向く。できることは少なくても、人は皆そうやって命をつないで来たのだから。
♦ピエール瀧 コメント
そこにいるのか。本当はいないのか。喋るホウセンカという不思議なキャラクターの声を担当させていただきました。小林薫さんと2人きりのアフレコという贅沢な時間を体験させていただいたことに感謝です。
♦木下麦(監督・キャラクターデザイン) コメント
空の青さの美しさとは、日を浴びた葉の色の美しさとは、人を想う意義とは。美と儚さと幸せの価値観とそれが人に与える影響を改めて見つめ直し、揺れ動く生活の中で生きる生き物の底力を、原点に立ち帰る気持ちで表現しました。沢山の人に観ていただきたいです。
♦此元和津也(原作・脚本) コメント
報われない人生にも、祈る自由はある。それが届くかどうかはわからないけれど、それでも信じてみたくなった。『ホウセンカ』は、帰る場所をなくした男と恋人の空白へ、その花が静かに割って入り、止まった言葉を芽吹かせる物語です。この花が咲くまでには、幾つもの沈黙と、たったひとつの祈りがありました。長い沈黙と祈りの先で灯る小さな確信が、あなたの胸にもそっと種を落とすことを願います。
■ストーリー
「ろくでもない⼀⽣だったな」
独房で孤独な死を迎えようとしていた無期懲役囚の⽼⼈に声を掛けたのは、⼈の⾔葉を操るホウセンカだった。“会話”の中で、⽼⼈は⾃⾝の過去を振り返り始める。

オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』
2025年 秋公開