鈴木亮平の“全身全霊”圧巻の演技に有村架純&スタッフも涙 映画『花まんま』兄妹の絆を描く特別映像が解禁
2025.4.21 17:00
映画『花まんま』に出演する鈴木亮平と有村架純の貴重なインタビューや撮影内の舞台裏を収めた特別映像が解禁された。
第133回直木賞を受賞した朱川湊人の代表作を原作に、大阪の下町で暮らす兄妹の物語を描いた本作。早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に生きる兄・俊樹役を鈴木亮平、結婚を控えながらある〈秘密〉を抱えている妹・フミ子役を有村架純が演じる。

今回解禁された特別映像には、二人の貴重なインタビューと撮影現場の様子が収められている。鈴木は「脚本を読むたびに毎回涙してましたし、この感動を自分が出ることで脚本を読んだ時の印象よりも下回りたくないなと思っていたんですよね」と本作への強い思いを語った。

対する有村は、鈴木との初対面について「”よろしくお願いします”ってごあいさつさせていただいた時から、もうたたずまいが完成されていた」と驚きを隠せない様子。鈴木も「心地の良い関係性の中で出来たのは、フミ子が有村さんだったからだなと思います」と信頼関係について明かし、互いの信頼があったからこそ深い絆で結ばれた兄妹を自然に演じることができたという。

映像内には、オール阪神の”猫背”や”鳩胸”のギャグを行う場面も含まれており、有村は共演者たちについて「本番以外のところでも現場をすごく盛り上げてくださっていたのが印象的です」と和やかな撮影現場の様子を語った。

特に注目すべきは、本作の重要シーンである結婚式のスピーチについて。鈴木は役柄の心情に寄り添うため、監督やプロデューサーと相談しながらスピーチを作り上げたことを明かした。「元々素晴らしいスピーチが書かれていましたが、俊樹は本当にここにたどり着くんだろうかとちょっと疑問に思ったので、それをプロデューサーと監督に相談した時に、このシーンは最後の最後に撮るので、俊樹を演じていく中で感じたことを3人で考えて言葉にしていきましょうと言っていただいた」と当時の心境を振り返った。

その結果生まれた全身全霊のスピーチは、エキストラやスタッフを含め撮影に立ち会った全員が本当の涙を流し、中には嗚咽する人もいたほど。有村も「いろんな無いはずの思い出がたくさんあったんです。自然とそのエピソードを聞いていく中で、いろんな姿を想像できて、勝手に涙がこぼれていくみたいな、泣こうとしていないのに心が毎カット毎カット不思議と動かされていって、わたし的にもあれは不思議な体験だったなという風に思っています」と感動的な撮影現場でのエピソードを語った。
映画『花まんま』4月25日(金)全国公開
配給:東映