北海道・旭川は吹奏楽の街だった?30年前から脈々と流れる深い歴史をひも解く『日本列島 吹奏楽の旅2025』

2025.4.21 07:30
永山南中学校吹奏楽部の写真

4月19日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて! 2時間SP』では、早くも大人気企画の『日本列島 吹奏楽の旅』を放送。今年度密着する高校の1つが決定した。

2024年10月、笑コラのカメラが向かったのは全日本吹奏楽コンクール・中学生の部の会場。全国2257校のうち、全国大会に進出できたのはわずかに30校だけ。さらにその中でトップ評価である金賞を獲得できたのはわずか8校だけという、厳しい戦いの舞台。そんな中、今回金賞を獲得した学校をよく見てみると、北海道旭川市の学校が2つ入っている。しかも「市立永山中学校」と「市立永山南中学校」という、どう見てもすぐ近くにある2つの中学校だった。“永山旋風”とでもいうべきこの結果を受けて、スタッフは旭川市・永山へと向かった。

永山中学校吹奏楽部の写真
永山中学校

まず訪れたのは永山中学校。お決まりの「吹奏楽の旅で来ました!」「キャー!」の流れの後、部長の山田さんに部活の好きなところを聞いてみると「先生が優しいところ」と即答。メトロノームの裏に隠れた格好になっていた顧問の菅野先生もこの答えにはうれしそう。他の生徒からも口々に「優しい!」と言われ、「テヘッ!」と照れ笑いを浮かべていた。

しかしこの菅野先生がなかなかのスゴ腕。2022年にこの学校に赴任し吹奏楽部の顧問になると、それまで旭川地区大会止まりだった永山中吹奏楽部をすぐさま北海道支部大会にまで出場できるほど急成長させる。そして昨年は38年ぶりに全国大会まで進出し、見事最高評価の金賞を受賞するまでに至ったのである。人数が少ないバンド編成だったこともあり、個人の強みが生かせる楽曲を選んだ菅野先生。そして生徒たちの技術も中学生とは思えない素晴らしいものがそろっていた。これらがガッチリとかみ合い、見事金賞受賞にまで至ったのだ。

限られた練習時間を最大限生かすために、練習には様々な工夫が施されていた。中にはメトロノームの刻むリズムに合わせて順に発声していくという特徴的なものも。このような基礎練習からパートごとの音出し練習、全体での基礎合奏の練習を経て、残りの時間で合奏の練習を行うという、タイムパフォーマンスの良い練習を行なっていた。

永山南中学校吹奏楽部の写真
永山南中学校

続いてスタッフは永山南中学校へ。ここでもお約束の「吹奏楽の旅で来ました!」「キャー!」の流れがあった後、部内の人気者・寛太くんにこの部活のことを聞いてみると「たまに山口先生がボケてくれて、ボケがスゴイ笑える」と顧問の山口先生をいじるような回答が。しかしそれは先生が生徒から慕われていることの証明に他ならず、他の生徒たちからも「歩く優しさ」との声が上がっていた。永山中も永山南中も、“優しい先生”ということは共通しているようだ。しかし共通点はそれだけではなかった。練習風景を見せてもらうと、永山中で行われていたメトロノームに合わせての発声がここでも行われていたのだ。これは偶然の一致なのか?

1 2

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル