有村架純、初共演・鈴木亮平への信頼明かす「関西弁で話しかけてきてくれて…」映画『花まんま』プレミア試写会
2025.4.18 18:15
4月25日(金)より公開の映画『花まんま』のプレミア試写会が17日(木)に行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、有村架純、鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ、オール阪神、オール巨人、前田哲監督が登壇した。
プレミア試写会では、まず鈴木が「皆さん今日はようこそお越しくださいました。本当に優しくて強烈に感動する映画ができたと思います。ぜひ楽しんでくださればうれしいです」とあいさつ。有村も「最高の兄やんと一緒に兄妹という役どころを演じてとっても楽しく幸せな時間を過ごせました。ぜひ最後まで楽しんで帰ってください」と笑顔で語った。
フミ子の婚約者・太郎役を演じた鈴鹿は「ひとりひとりの人生に寄り添ってその人の物語になってくれる作品だと思います」と語りかけたものの、言葉に詰まる場面も。すかさず鈴木とオール巨人がフォローする一幕があり、会場から笑いが起こった。
駒子役のウイカは「ここからグっと関西匂が強くなりますからね!(笑) この役をいただけて本当に光栄に思っています。これから人生を歩まれて出会いと別れがある中で、困難にぶつかったときに、ふと心のふるさとを思い出せる作品だと思います」と本作の魅力を語った。

コンビ結成50周年を迎えたオール阪神・巨人は本作で本格的な俳優デビュー。オール阪神は「緊張しいなのでカメラがまわると心臓が口から出そうなくらい頑張らせていただきました。両方に背の高いのがいて捕まった宇宙人みたいですが、本当に素晴らしい映画なので今日は楽しんでください」と語り、オール巨人は「本当に楽しく参加させていただきました。山田製作所は鉄工所で、いまこんな鉄工所あったらトランプ関税でつぶれているんじゃないかと思いながらやっていました。作品を試写で観たんですが、後半3分の2はずっと泣いてしまいました。是非楽しんで泣いてください」とユーモアを交えつつ作品への思いを伝えた。
最後に前田監督は「映画『花まんま』の登場人物たちはみんな愛しい人たちです。ぜひ楽しんでご覧になってください」と締めくくった。

注目は、本作が初共演となる鈴木亮平と有村架純の兄妹役。お互いの印象について鈴木は「有村さんとすごく地元が近くて、デビューした時から”伊丹の子がデビューした”と聞いていました。今回の作品を最初にお話しいただいた時、関西の兄妹の話だと聞いて、フミ子役のイメージは『有村架純さん』とお答えしていたので、こうして叶(かな)ってすごくうれしかったです」と明かした。さらに「現場でもすごくナチュラルに気を遣い合わない関係で、実際の兄妹はそんなにべたべたしないので、何も言わなくてもそういう距離感でいられて相性がよかった」と自然体の関係性が築けたことを語った。
有村も「これまでは授賞式などのリラックスしていない状態でお会いしたことしかなかったです。撮影現場に入ると、すでにこの地元にずっと住んでいるお兄ちゃんという雰囲気が漂っていました。関西弁で話しかけてくれて壁が一切ない印象で、みんなを自然と巻き込んで前に進めてくれる方だと感じていました」と鈴木への信頼を語った。
鈴鹿央士が演じる太郎は「カラスと話せる学者」という変わった設定のキャラクター。役作りについて鈴鹿は「カラスと喋れるというと不思議な感じがしますが、そこに向き合う真っすぐさや紳士さを伝えられたら変に見えないと思いました。その姿勢がフミ子と向き合う時にも表れるので、紳士で誠実な人というのは意識していました」とこだわりを語った。

そんな鈴鹿について鈴木は「央士くんは太郎と同じような雰囲気をまとっているボーイで、アテ書きをしたんじゃないかと思うくらいぴったりの役でした。この中でカラスと喋れそうなのは央士くんだなと思います」と太鼓判を押し、鈴鹿は「特殊能力を持っていそうでうれしい」と笑顔を見せた。
有村も「愛されるべき人だなと思いました。どこの現場でも愛されているんだろうなと思います。人としてユニークで、この人の実態って一体なんだろうと深堀りしたくなる人柄だと思います」と鈴鹿の魅力を語った。前田監督からも「央士くんは優しいんですよ。僕も大好きです」とラブコールが送られる場面もあった。