住宅に囲まれた狭小地で、日当たりを確保しつつプライバシーにも配慮された一軒家を建築せよ!依頼主の希望をかなえた常識破りのアイデアとは

2025.4.18 10:45

他にも明るさと風通しを確保するべく、大きな窓を設置するなど、依頼主からの要望をふんだんに織り混ぜたプランが完成し、依頼主家族に提案を行った古賀と伊藤。難条件をクリアした提案に喜ぶ夫だったが、妻は「道路から家を見た時に、階段の奥のリビングが丸見えになっちゃうかな」と一言。

それでも明るさを重視するため、このプランを依頼しようとした家族を、古賀は「もう1度、考える時間をいただけないでしょうか?」と制すると、さらに“最後の1%が時として全体を支配する影響力を持つこともある”という建築家・村野藤吾の言葉を引用し、「奥さんの要望は、これから始まるご家族みなさんの人生の、重要な“1%”です」と日当たりを確保しつつ、プライバシーを守る突破方法を考えたのだった。

たくさんの光を取り込みつつも、プライバシーを考慮したアイデアとして古賀が考えついたのは、家を上から見た時に、トップライトがアルファベットの“J”のように奥に行くにつれてカーブした設計。

もともと真っすぐになっていた吹き抜け階段をカーブさせたことで、階段の壁が窓からの視線を遮り、室内の様子が見えないようになっていた。

こうして住宅密集地ながら、プライバシーに配慮した家を完成させた古賀に、伊藤は「常識に囚われていた自分には到底できなかった家…」と感服。一方の古賀は「伊藤くんの建築に対するその情熱に、こちらも大きな刺激をもらいました」と感謝しながら、その出来栄えに喜ぶ依頼主家族に笑顔を向けていた。

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写真提供:(C)日テレ

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