『吹奏楽の旅』に登場した八王子高校が今年の全国コンクールで金賞に!部長と学生指揮者が引っ張った最強バンドのラストに密着

2025.4.14 07:45

4月12日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』2時間SPでは、大人気企画の『日本列島 吹奏楽の旅』が復活。次回からの本格始動を前に、2022年の『吹奏楽の旅』で密着した吹奏楽部のその後が紹介された。

神村学園、玉名女子高校に続き、最後に紹介されたのは八王子学園八王子高校。取材当時の2022年は座奏の『吹奏楽コンクール』、マーチングの『マーチングコンテスト』、ともに支部大会で敗退という結果に終わっていた。この時、母校の床に突っ伏して誰よりも長く悔し涙を流していたのが、1年生のコントラバス奏者、飛川くんだった。この飛川くんが3年生となった2024年度には部長を務めているという。

今年3月、2024年度最後の定期演奏会前の八王子高校をスタッフが訪問。久々の笑コラスタッフ訪問に部員たちは大盛り上がりだ。部長となった飛川くんは号泣していた1年生の時とは見違えるほど凛々しく成長し、今年度の成果を報告してくれた。なんと座奏の『吹奏楽コンクール』で6年ぶりに全国大会に出場し、全国大会でも創部以来初となる金賞を受賞したという。金賞を取れた要因を聞いてみると自ら…「部長ですかね?」と語る飛川くん。カメラの前でジョークを飛ばせるほどの余裕が出てきていた。また、顧問の髙梨先生は、なんと息子さんが吹奏楽部に入部し、自身と同じパーカッションを担当しているという。2人並んでもらうと顔だちもそっくりだ。

この日は金賞を受賞した全国大会以来、約5か月ぶりにメンバー55人が集結していた。3年生の多くは受験のため、この5か月間ほとんど練習に顔を出せていなかったという。そんな状況下で演奏されたのは、全国大会でも演奏された『吹奏楽のための交響曲“モンタージュ”』という、高校吹奏楽ではほぼ取り上げられることのないというほどの超難曲。これを5か月のブランクがありながら、部員たちは大会当時とほぼ変わらないクオリティで通し演奏することができた。これには髙梨先生も「正直、スゴイなと思いました」と絶賛だ。

この曲を含め、全19曲が定期演奏会で披露されることになっている。それに備えて吹奏楽部では5日間の合宿が行われた。部長飛川くんの「快進~!」という気合入れと共に練習がスタート。この「快進」という言葉は飛川くんが考案した今年度のスローガンなのだとか。合宿の合間に髙梨先生に今年の快進撃の要因を聞いてみると「みんな頑張ってますけど、みんなの火をつけてくれたのは田代くんと飛川くん」と2人の名前が挙がった。田代くんはトロンボーン奏者で学生指揮者も務めている。「田代くんは自分の気持ちがすごく熱くって、それを伝えるのが上手なのが飛川くん」と髙梨先生は分析していた。

合宿中のある日、1、2年生の練習についていた髙梨先生を飛川くんが訪ねてきた。実は受験していた東京藝術大学の合格発表がweb上で行われたそうで、結果を一緒に見ることにしていたのだ。控室に戻り、まず自分で結果に目を通す飛川くん。すると悲しげな表情で「ダメでした…」とポツリ。残念過ぎる報告に思わず「ホント?」と聞く髙梨先生。すると飛川くんは一転して超明るい声で「うっそ~!通りました!」と本当の報告。髙梨先生も抱き合って喜び合うも「おまえはなんで、そんな時に僕をだますとは…どんな強者なんだねキミは!」と、一瞬とはいえだまされたことへの衝撃の方が強かったようだ。ちなみに髙梨先生も東京藝大OB。飛川くんは先生の後輩となったのだ。その後、田代くんにも合格を報告。田代くんは東京藝大には進めなかったものの、東京音楽大学への進学が決まっており、飛川くんも「プロになって2人で共演するのが夢」と語っていた。

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