三宅健、フレディ・マーキュリー役で話題になったラミ・マレックと念願の対面!“高難易度”の贈り物も大成功「日本の文化が反映されているね」
2025.4.10 15:30
『ミッション:インポッシブル』『ボーン・アイデンティティ』に次ぐ新たなるスパイアクション・サスペンス──4月11日(金)より日米同時公開となる映画『アマチュア』。この度、主人公チャーリー役のラミ・マレックと、チャーリーの妻・サラ役のレイチェル・ブロズナハン、そしてジェームズ・ホーズ監督が来日。スペシャルゲストの三宅健と共に登壇するジャパンプレミアが4月9日(水)に開催された。
『ボヘミアン・ラプソディ』で伝説のロックスター=フレディ・マーキュリーを熱演し、アカデミー賞主演男優賞を獲得したことで知られるラミ・マレックが新境地を見せる本作は、CIA最高のIQを持つ分析官として働くが、仲間ゼロ、殺しの能力ゼロの“スパイ映画史上最も地味な男”チャーリーが、ある日ロンドン出張中の妻がテロリストによって命を奪われたことをきっかけに“予測不能な復讐劇”を繰り広げていく──。

この日、満開に咲いた桜が舞い散るレッドカーペットにラミ・マレック、レイチェル・ブロズナハン、そしてジェームズ・ホーズ監督が登場すると、会場に駆け付けたファンからは割れんばかりの拍手と歓声が。『ボヘミアン・ラプソディ』でのプロモーション以来、実に7年ぶりの来日となったラミの登場に、駆け付けたファンは大熱狂。3人は、本作のポスターや手描きの似顔絵、手作りのグッズなどファンが持参した思い思いのグッズに丁寧にサインをして回り、ファンとの交流を楽しんだ。


◆“2度目の来日”「本当に恵まれている」
レッドカーペットに続いて行われた舞台挨拶では、ラミが「日本の皆さんに会えて本当に光栄です。映画を愛する人間として、満員の劇場というのはうれしいものだね。この特別な瞬間を皆さんと共有できて幸せです」とあいさつ。ラミは『ボヘミアン・ラプソディ』での来日をきっかけに日本が大好きになったそうで、今回の来日も本人たっての希望で実現したという。
ラミは日本のファンを前に「再び、しかも今回は大好きな二人と一緒に日本に来ることができてうれしいよ。前回の来日は忘れられない思い出になったんだ。日本の皆さんが映画を楽しんでいる様子を目の当たりにして、改めて映画や音楽、アートが持つ力を感じました。そして今回また同じくらい素晴らしい作品をもってここに来れて、大好きな日本の方々へ新しい作品を共有できるなんて、本当に恵まれているなと感じています」とうれしそうに語った。
また、いよいよ今週金曜日に公開を迎える本作について「このジャンルの映画にはなかなか出てこないキャラクターや人間関係が出てくるし、キャラクターの持つ力が非常に強い作品です。この作品を作る旅路の中では常に、脆さを持っていて共感できる、誰もがつながりを感じられる人物を演じたいと思っていました。僕の一番の願いは、この映画や登場人物に個人的なつながりを感じてもらいたいということ。そして監督が非常に見ごたえのある爆発的なアクションもたくさん用意してくれているので、ぜひ深い人間性とスリリングなストーリーを楽しんでください」と熱い思いを明かした。
初めての来日となるレイチェル・ブロズナハンは、「私は日本に来るのが初めてなので、こうして皆さんと出会えて本当にうれしいです。そしてこの映画をみなさんと共有できることがとても光栄です」とうれしそうに語り、チャーリーの最愛の妻であり、チャーリーを復讐に駆り立てるサラというキャラクターを演じたことについては「サラとチャーリーの関係を何よりも良いものにすることが一番大事だと思いました。チャーリーにとってこの夫婦関係がどんなものなのかを見せることで、その後のチャーリーに誰もが感情移入できるようにしたかったんです」と明かした。
また、役作りについて聞かれると「私が撮影に参加した時点では既にもう何か月も撮影が行われていたので、ラミの助けも借りながら美しいロンドンの町で素敵なラブストーリーを創り上げていきました。きっと私は一番楽に撮影させてもらったんではないでしょうか」と明かし、ラミと監督の笑いを誘った。
同じく初来日のジェームズ・ホーズ監督は、「この映画を撮っているときにはヨーロッパの各都市へと旅をして、プロモーションではロンドン、ニューヨーク、そして日本へと旅をしてきました。その最後の地点となる日本でこんなにもあたたかい歓迎を受けてとてもうれしいです。ぜひ映画を楽しんでください」と喜びを明かした。
また、この作品に参加することを決めた理由について聞かれた監督は「理由は二つあります。ひとつは、脚本がとても予想外で意外なスパイものだったこと。そしてもうひとつは、ラミ・マレックです。この二つのコンビネーションなくしては参加しなかったかもしれない。ラミがもたらす知性と脆さ、そして彼の貢献がなければこの映画は成立しなかったと思います」と語った。