映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』斎藤工がブキャナン役の日本語吹替 続投決定「今回はかなりトリッキーな出方をしております」
2025.4.8 16:30
5月9日(金)より全国公開される映画『パディントン』シリーズの最新作『パディントン 消えた黄金郷の秘密』で、ヒュー・グラント演じるフェニックス・ブキャナンの日本語吹替を斎藤工が前作に引き続き、務めることが決まった。
本国イギリスでは、オープニング成績964万ポンド(約19億円)と、シリーズ2作を大きく上回る興行成績で初登場1位を記録。アメリカのレビューサイト Rotten Tomatoes ではシリーズ最高の観客評価を集め、批評家たちから 93%という熱狂的な支持を獲得している。
注目の日本語吹替版声優には、ペルーからやって来た“英国紳士なクマ”パディントン役に松坂桃李、ロンドンでパディントンと共に暮らすブラウン家の父・ブラウンさん役に古田新太、ブラウン家の長女・ジュディ役に三戸なつめの続投がすでに決定。さらに新キャラクター、パディントンのおばさんが暮らす老グマホームの院長・クラリッサ役に吉田羊が決定している。

ヒュー・グラント演じるフェニックス・ブキャナンと言えば、前作『パディントン2』(18)に登場した落ち目の俳優にして変装の天才。前作では、財宝の手がかりが隠された「世界にたった一冊しかない飛び出す絵本」を巡りパディントンと激しい争奪戦を繰り広げた。絵本を強奪しパディントンに濡れ衣を着せ、パディントンをまさかの刑務所送りにするなど、信じられない程の狡猾(こうかつ)さもあるが、どこか抜けていて憎みきれないキャラクターだ。日本語吹き替え声優はヒュー・グラントと同じくカッコいいけれど、チャーミングな魅力もある斎藤工がユーモアたっぷりに演じ人気を博した。
前作から7年ぶりの続投となった斎藤。併せて公開されたコメント映像では「とても難しくて面白い役なんですが、今回はかなりトリッキーな出方をしております。ぜひ、エンドロールが終わるまで席は立たないようにして頂けたらと思います。」とコメント。前作ではパディントンに敗れ刑務所に収監中のはずのブキャナン。果たして、今回はどんなシーンで登場するのか?

さらに、アフレコ収録後のインタビューでは「今回はパディントンの原点というか、最新作にして”エピソード0”みたいな部分があるのかなと思います。相変わらずユーモラスで、ラブリーで、独特のシニカルさも持った英国的な世界観っていうのは唯一無二だなって思いました。」とパディントンの故郷・ペルーを舞台に“パディントンの秘密”が明かされる本作の魅力をアピール。
また「やっぱり生身の俳優さんたちがアントニオ・バンデラスだったり、オリヴィア ・コールマンだったり、その名優たちが、どうパディントンの既存の世界にチャンネルを合わせていくか という、その様も同業者としてはやっぱものすごくたぎるものを感じました。」と映画人らしい熱いコメントを残した。

<STORY>
ロンドンに暮らすパディントンのもとに故郷から一通の手紙が届く。育ての親ルーシーおばさんの元気がないというのだ。パディントンはブラウン一家とペルーへ行くが、おばさんは失踪(しっそう)、里帰りは一転、彼女を探す冒険へと変わる。だが、都会暮らしで野生の勘を失ったパディントンは大ピンチに遭遇。果たしてパディントンは無事におばさんと再会できるのかー!?そして、そこには、ブラウン一家との家族の絆が試されるパディントンの秘密が待っていた。
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』
2025年5月9日(金)全国ロードショー