ドラマ『俺の話は長い』36歳・ニートの満(生田斗真)がついに決断…!「泣いても笑ってもいい最高の終わり方」

2025.4.7 17:00

◆其の四「さくら餅と判子」

朝、満が起きると、台所で房枝が店名物のガトーショコラを作っていた。「牧本さんのところにあいさつに行って来ようと思ってね」と房枝。いよいよ明日、不動産屋の契約書にサインをし、岸辺家を正式に手放すのだ。

『ポラリス』から春海がコーヒーカップのセットを持って来る。「おばあちゃん、これもらっていい?」。房枝は「いいわよ」と言うが、「え、あげちゃっていいんだ」と満。亡き父・巌が一番気に入っていたカップだからだ。諦めようとする春海に、房枝は「いいのよ。春海に使ってもらうのが一番喜ぶと思うから」――。

『俺の話は長い』の画像

ガトーショコラを常連客の牧本(西村まさ彦)に届ける房枝。「ママがこの町からいなくなってしまうとはねえ」と、しみじみとガトーショコラを味わう牧本は「長い間、本当にお疲れさまでした」と房枝に深々と頭を下げる。

一方、満は、海星(杉野遥亮)の店でお酒を飲みながら、最後の夜をしっぽりと過ごす。環境を変えようとしている満のことを、なんとなく“らしくない”と思ってしまう海星は「満さんにとってこれは成長なのか衰退なのか?」。満も「そうなんだよなぁ…」と、自分のことが分からなくなっているようで…。

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迎えた契約当日。満は、春海と2人で和室にこもったまま、巌の遺影の前で、さくら餅を食べる。葉っぱごとさくら餅にかじりつく満に、「その葉っぱって食べられるの?」と春海。満は「通は、葉っぱごと食うんだよ」。それは父・巌の口癖で…。

そして居間では、綾子と光司が見守る中、房枝が契約書に判子を押そうとしていた。するとそこに満がやってきて、「うち売らないですむ方法、1つだけ思いついたんだけど…」と話し出す。「俺が、ポラリスを継ごうと思う」「人間てのは、ほんとバカな生き物でさ、失う寸前になってみないと物事の本当の価値に気が付かないってことがよーくあるんだよ」。
この言葉に綾子は「いい加減にしてよね」と怒っていると思いきや、「反対なわけないでしょ。家族全員ずっとその言葉を待ってたのよ」と満がポラリスを継ぐことを賛成していると話す。

『俺の話は長い』の画像

結局実家とポラリスは売却しないこととなり、満は1人自分の部屋で亀の相棒・ボルトに向かい「良かったな。良かったな。」と呟きながら涙を流した。
満は昔、父親から実家の扉からポラリスに入ることを禁止され、それを忠実に守ってきたが、ついに自身で継ぐことを宣言したポラリスに実家から入っていく。カウンターの上には春海が持って帰ろうとしていたカップと、1枚の置き手紙が。「春海専用カップ 頑張りたまえ」の文字が書いてあった。

そこから満は房江にガトーショコラの作り方を教えてもらうなど、ポラリスの開店準備を進める。お店の前で“営業再開”の張り紙をはっていると、常連客の牧本がきて2人で言い争う場面で終了した。

SNS上では「笑いながらちょっと涙ぐんでしまった…」「5年越しに見たい景色にたどり着きました」「泣いても笑ってもいい最高の終わり方」「満ポラリス編も春海社会人編も見たいなぁ」と満の決断を応援する声と、続編を望む声が多く上がった。

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写真提供:(C)日テレ

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