かつてテレビの世界を嫌った吉田鋼太郎 人生のベスト演技として朝ドラの名場面を選定…そこで見せた舞台ではできないアプローチとは
2025.4.7 12:00
俳優の吉田鋼太郎(66)が4月6日放送の『おしゃれクリップ』に出演。苦労を重ねた下積み時代と、人生のベスト演技を振り返った。
中学時代はバレーボール部に所属していた吉田は、高校時代に学校の先生からもらったチケットで芝居を見た際に「世の中にこんな世界があるんだ」と衝撃を受け、大学進学を機に役者の道に進む。
MCの井桁弘恵から「見る方から、やる方になって、ギャップみたいなものを感じなかったんですか?」と尋ねられた吉田は、「あまり感じなかったですね。割とスルスルと解け込んでなじんでいった」と答えた。
大学卒業後、舞台俳優となった吉田は、当時の心境について「周りも食えない役者ばっかなんで、これが当たり前っていう感覚ですよね」と下積み生活を回顧。「どこかに売れたいとか有名になりたいっていうのはしっかりあるわけですよ。でもそのためにどうしたらいいか手段がわからない」とがむしゃらに演技を続けていたと明かした。
その後、30代となり舞台俳優として少しずつ名を馳(は)せていった吉田に、ある時テレビドラマへの出演機会が舞い込む。その時の思い出を「思ったより待遇が悪かった」と振り返り、その他大勢の役として決して良い扱いはされないだろうと思っていたものの、名前で呼ばれないなどの扱いを受けたことで衝撃を受けたのだとか。
「そこからすっかりテレビの世界が嫌いになって」と笑みを浮かべながら語り、舞台俳優としての知名度が、テレビドラマの現場とは違うことを実感したエピソードを披露した。
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