ポラスグループ 木造建築の魅力を発信する複合施設を埼玉県吉川市にオープン

2025.3.28 14:45

ハウスメーカーのポラスグループは、吉川美南駅東口(埼玉県・吉川市)にグループ最大規模の木造拠点『ポラステクノシティ』を3月1日(土)にオープンし、13日(木)には竣工(しゅんこう)見学会が開催された。

ポラステクノシティは住宅展示をはじめ、木造建築の研究開発やオフィスとしての機能を備えた複合施設で、木造建築の魅力を発信する情報拠点として運営される。約6000平方メートルの広大な敷地には7棟の木造建物がならび、ウッドボックス(オフィス棟)、ウッドラボ(研究棟)、テクノラボ(実験棟)それから4棟のモデルハウスで構成されている。

オフィス棟は、木造住宅に関する技術展示スペースや地域住民との交流の場、また社内研修施設としても利用される。研究棟はポラス暮し科学研究所の事務所として、住まいに関する研究や開発が行われる。実験棟は、3階建ての実物大の家を建てて実験できる高さと幅をもつ大規模な施設で、家の構造や音環境についての実験設備が備わっている。

オフィス棟の技術展示スペース

これら3棟は、快適な室内環境を実現しながら消費エネルギーをゼロにすることを目指した建物“ZEB(ゼブ/ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)”の基準値をクリアし、環境省が推進する『建築物等のZEB化・省CO2化普及加速事業』に採択された。今後はここを拠点に、SDGsで注目が高まる中大規模木造建築事業の拡大を目指していく。またコンピューター上で作成される3Dの建築モデルによって、建物の設計や工程をデジタルで管理する“BIM”と呼ばれる手法を同社で初めて導入し、業務効率化やコスト削減にもつなげている。

さらに、グループで6か所目となる単独の住宅展示場『体感すまいパーク吉川美南』を同じ敷地内に設け、ポラスの注文住宅ブランドによる4棟のデザインや工法の異なるモデルハウスを体感することができ、希望者には宿泊体験のプログラムも用意されている。

体感すまいパーク吉川美南

そして、ポラステクノシティは災害時の停電や断水にも対応できる設備が整っており、帰宅困難者の一時受け入れ施設としても提供する予定で、吉川市との間で協定を締結。今後も地域密着を掲げ、吉川市とともに安心安全な街づくりにも励んでいくという。

吉川市との協定締結式の様子

キーワード

ジャンル

  • エンタメ

クオカードプレゼントキャンペーン2024

関連記事

おすすめ記事

ジャンル