交通事故鑑定人・関太「これがこの事故の真相です！」2台の車が激しくぶつかった衝突事故に仕組まれた保険金詐欺の巧妙なカラクリとは

関は、事故を起こした当事者の2人を工場に呼び出すと、「保険金をだまし取るために、あなた方が仕組んだ自作自演ですよね？」と詰め寄り、追突した車のナンバープレートに注目。

そこには、後部のナンバープレートにだけつけられる、『封印』と呼ばれる留め具の痕跡が残されており、これが追突された乗用車の封印と一致。

つまりナンバープレート同士がぶつかり合うほど、2台が直列に衝突したことになるが、一方で車両には直接な衝突ではつくことのないはずの傷が、車体の左右に確認された。

さらに車両には、鉄パイプなどで車体を持ち上げた痕のへこみが確認され、2つの証拠から車両が事故現場で追突したわけではないことが明らかとなった。

なんと当事者たちは、保険金詐欺をはたらくため予め車同士をぶつけ、それを繰り返すことで請求額を多くできるよう画策。その後、フェンダーがタイヤに食い込み車が走れなくなったことから、鉄パイプのようなもので無理やり対処し車を移動させ、衝突事故を偽装したのだった。

車両に残されたわずかな痕跡から事件のカラクリを見抜いた関が、「これがこの事故の真相です！」と声をあげると、運転手の2人は観念した様子で肩をがっくり落としていた。

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写真提供：（C）日テレ