カズレーザー「いろんな社会的要因がある」 令和の日本で女性の5人に1人が栄養失調?目指すべき正しい食生活とは

2025.3.26 11:15
カズレーザーの写真

カズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』25日に放送された。今回は『昭和の価値観が日本を救う!?ビフォーアフター』というテーマで、昭和と令和の価値観や生活を比較し、日本のピンチを救う解決策を探す新企画が放送された。『寿命を延ばし肥満を抑制!?栄養バランス最強は19●●年の食事』というトピックでは、本番組おなじみの広島大学医学部の堤理恵氏が登壇。令和で問題化している食事にまつわる健康トラブルの解決策を、昭和の日本を振り返りながら紹介した。

堤氏によると最近、20 代、30 代の女性の5人に1人が健康トラブルを患っているという。ご飯を食べているのに疲れやすかったり、風邪をひきやすかったりなど、原因不明の不調が続いて病院に行くと、栄養失調と診断されるのだとか。これは令和特有の“新型栄養失調”だと言い、エネルギー、カロリーが足りていても、必要な栄養素が不足していることで起こっているという。

若い女性の場合、ダイエット、食事制限をするときに陥いることが非常に多いという新型栄養失調。不眠症、ケガが治りにくいなどの症状につながることもあり、生まれてくる赤ちゃんの肥満や糖尿病リスクを上げるケースすらあるという。恐ろしい現代病であるが、その解決のヒントは日本の食の歴史に隠されているということで、堤氏は食の変遷を栄養学でひも解いていく。

まずは1960年代、まだ戦後の復興途中であった当時の日本人にとって、貴重な栄養源は“ごはん” であったという。当時の記録映像が流されると、とにかく茶碗が大きいことがうかがえる。子どもの茶碗ですら現代なら大人向けかと思えるサイズで、とにかく日本人が米を食べていた時代だった。実際、1962 年の米の年間消費量は1人当たりおよそ118.3kg。これは現在の約2.3倍にあたるという。

そんな食事事情であったから、食卓に並ぶ料理を眺めてみてみると、 野沢菜の漬け物や大根の煮物など、塩辛い味付けのおかずでとにかくお米をたくさん食べて栄養を摂ろうとしていた様子が伺える。現代の栄養摂取基準で比較すれば、米の植物性タンパク質、野菜や海藻のビタミンA は十分。しかし、肉をあまり食べないため脂質が不足しており、他にもビタミンB2・Cも足りていなかった。

広島大学医学部・堤理恵さんの写真
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