アニメ『薬屋のひとりごと』声優・⼤塚剛央（壬⽒役）&⼩⻄克幸（⾼順役）、作中の“ある立ち位置”再現にファンから拍手「落ち着くこの構図！」【AnimeJapan 2025】

2025.3.25 11:45

3月23日（日）世界最大級のアニメの祭典『AnimeJapan 2025』が東京ビッグサイトで開催され、現在放送中のTVアニメ『薬屋のひとりごと』のキャスト陣が登壇する『AnimeJapan SPステージ 2025』が行われた。登壇者は声優の悠⽊碧（猫猫役）、⼤塚剛央（壬⽒役）、⼩⻄克幸（⾼順役）、⾚⽻根健治（李⽩役）、橘⿓丸（⾺閃役）。

イベントは悠木碧、大塚剛央による第35話「狩り」の生アフレコからスタート。21日（金）にテレビ放送がされたばかりの最新話、そして本作初の生アフレコを披露。また猫猫と壬氏のドキドキのシーンということもあり、集まったお客さんも息を呑みながら見守り、アフレコが終わると、会場は大きな拍手に包まれた。

悠木は「なんか…気恥ずかしいです（笑）人前でやるもんじゃないなって（笑）我々もドキドキしつつ…逆に猫猫を演じる身としては、人に見られてた方が客観的になれてより良かったかも」、大塚は「直近で皆さんが見ているところを演じるんだと、緊張しましたね」と本作初の生アフレコを振り返った。

アフレコが終わると、ステージ袖で2人の生アフレコを見守っていた高順役の小西克幸と李白役の赤羽根健治、馬閃役の橘龍丸が登壇。赤羽根と橘は、『薬屋のひとりごと』のイベント登壇は初。赤羽根は、「たくさんの方に来ていただいて、薬屋という作品がすごく盛り上がっているなと伝わってきてうれしいです！」、橘は「沢山の方に愛されているのは知っていましたが、今日実際にお会いできて幸福で満たされています！」と喜びを語った。

そして話題は、第35話の注目のシーンについて。赤羽根は「今生アフレコでやってくれたところよりもうちょっと前の、洞窟のシーンから僕は好きですね。あのシーンの作画が非常に良い！！（壬⽒様が）水も滴る良い男と（猫猫が）良い女！2人のやりとりも好きです。次の話数…もうやばいでしょって感じですよね」と、まさに生アフレコで披露されたシーンをチョイス。

悠木も「人工呼吸のシーンの作画が超良すぎて！今までこんなにまつ毛にハイライトが入った猫猫いた？みたいなキラキラ感になっていてお姫様に！壬氏には、（猫猫が）こう見えているんだな〜とうれしくなりました」と笑顔を見せた。

小西は、自身が演じる“高順”と、橘が演じる“息子の馬閃”とのやりとりをピックアップ。「ようやく親子としてのやりとりができました！父としてちゃんと怒っていましたね。こうやってちょっとずつ関係性が見えてくるのが良いですよね」と振り返った。

橘も「今まで上司と部下のような感じで描かれてきましたが、親子としての共演シーンがあって。一緒には収録できなかったのですが、小西さんのお芝居を沢山見てきたので、小西さんならこう演じてくれるのかなと想像しながら、楽しくアフレコさせていただきました」と明かした。すると小西は「僕の芝居は全部読まれてるってこと！？（笑）」と驚き、会場から笑いが起こった。橘は「そういうことじゃない！そんなおこがましいこと言わないです！パパ人が悪いよ！！（笑）」とフォローし、二人の仲の良さが垣間見えた。

大塚は「壬氏のお召替えが多いなと思いました。暑くて色気ダダ漏れの壬氏もいましたし、あの立場としての覆面の人としての服装もありましたし…」と様々な表情を見せる壬氏をピックアップ。「第2期の、悠木さんと⾼順さん（小西）で布を被っているあのシーン。アフレコでは、覆面を被るから…」と話していると、小西が「⾼順です。壬氏様…ここに立ってなきゃいけなくなっちゃう」と席を立ち大塚の後ろに回った。

それは作中の壬氏と⾼順の立ち位置で、橘は「落ち着くこの構図！」、悠木は「ほんとだ！まとまる！」と笑顔。観客からは大きな拍手が起こった。

悠木は総括として「第1期までの『薬屋のひとりごと』は、猫猫から見た後宮が描かれていたのが、第2期になってからは、猫猫じゃない人から見た世界も描かれていて、35話はそれが顕著に出ていた話数だったかなと思います」と、第2期の魅力をあげた。

3月28日に放送となる第2期１クール目の最終話の話題へ。第36話で描かれる猫猫と壬氏の関係について聞かれた小西は「もどかしい！」と一言。「35話の次の話数で、どう思ってるんだろうみたいなことを、ちょっとだけしゃべる高順さんがいるので…ここで多くは言わず、そこを見ていただけると。（高順の思いが）少し垣間見ることができるのではないかと思います」と注目ポイントを明かした。

すると、悠木はうなずきながら「なんも言えねぇ～！（笑）」と笑いを誘った。赤羽根も「2期の1クール目が来週でおしまいすよね？マジでいいところで終わるんでね」、橘は「めちゃくちゃ大事なキーのお話ですよね」と口をそろえて第36話を“におわせ”た。

大塚は「来週放送される第2期1 クール目の最終話で2クール目に向けての情報が発表されます。来週放送の36話も楽しみですが、2クール目の情報もますます楽しみになる内容になっています。このあと一体どうなるの？となると思いますので、来週も最後の最後まで楽しみにしてもらえればと思います」とアピール。

悠木は「『薬屋』といえば、こつこつ積み上げてきた謎がちゃんと大謎につながるというのをみなさん1期で感じていらっしゃると思うのですが、その大謎が本当に面白いので、ぜひ楽しみにして欲しいと思います。1期よりも強化された2期を楽しみにしてください！」と1クール目の最終話となる第36話、そして間も無く明かされる2クール目への期待を語り、イベントは幕を閉じた。