AnimeJapan 2025 TVアニメ『アオのハコ』スペシャルステージに千葉翔也、鬼頭明里ら豪華キャストが登壇!
2025.3.24 17:20
3月22日(土)に行われた世界最大級のアニメの祭典『AnimeJapan 2025』にて、TVアニメ『アオのハコ』スペシャルステージが開催された。メインキャラクターを演じる千葉翔也(猪股大喜役)、上田麗奈(鹿野千夏役)、鬼頭明里(蝶野雛役)、小林千晃(笠原匡役)、市ノ瀬加那(守屋菖蒲役)ら豪華キャスト陣が登壇し、まもなく迎える最終回に向けて、千夏と雛、2人のヒロインを中心に物語を振り返るトークを行った。
『アオのハコ』ステージイベントでは初登場となる市ノ瀬に、早速、新キャラクターとして登場した菖蒲の印象を伺うと、「菖蒲は2クール目後半からの出番となりました。周りをかなり搔き乱すような立ち位置のキャラクターです。オーディションを受けた時は、まさしく“ギャル”で、妖艶な雰囲気を抱いていました。ただ、現場ではもっとカラッと無邪気に演じてほしいというディレクションがあり、その方向性で作り変え、キャラクターを演じさせていただきました」とアフレコ時のエピソードを語った。すると鬼頭が、「無邪気な幼さが表現されていて、アニメで音がつくことで、より菖蒲が魅力的に感じました」と語った。
また、先日放送され、大きな盛り上がりを見せた第24話についての感想を千葉に伺うと、「それぞれのキャラクターについて、2クールかけて知っているからこそ、真正面で向き合うことの怖さを感じました。ただ、そこをちゃんと描くことが“アオハコ”らしさだなと真剣に観ていました」とコメント。キャスト陣からも口々に「全員幸せになってほしい!」との声が上がった。
ここで、公式SNSで実施された「千夏ー1グランプリ」「雛ー1グランプリ」という、千夏と雛のベストシーンを選ぶファン投票について、1位の発表を行うコーナーが展開された。発表の前に、それぞれのエントリーシーンの映像が流れると、「どれも甲乙つけがたい!」「可愛い!!」といった感想が次々と語られた。
キャスト陣も、自分が思うベストシーンをセレクトしており、上田は雛の告白シーンを挙げ、「複雑な思いがあった中での告白は強さを感じました。雛が前向きな気持ちでいるのに対し、千夏は心が折れているという対照的な状態だったのも印象深いです」と、キャラクターを演じるキャストならではの目線で感想を語った。そして、「雛ー1グランプリ」の第1位は、第14話「どういう文脈?」より「好き。な雛」が選ばれ、鬼頭は納得の表情で「ここですよね。良いシーンがたくさんあるのですが、やはりこのシーンですよね」とコメントした。

続いて「千夏ー1グランプリ」の発表に移り、千夏の様々なエントリーシーンが流れた。ここでもキャスト陣が選ぶベストシーンを紹介し、千葉は、「間抜けポーズ」の千夏とのシーンを選んだ。「自分は何だろうかという葛藤を抱えている大喜に対して、このシーンが純粋に幸せだなと印象に残っています」と選んだ理由をコメントした。小林は、ダンゴムシのように丸くなっている千夏のシーンをセレクト。「気になっている人がこんな風になっていたら、告白しちゃいます」と語り、会場からも笑いがこぼれた。「普段気丈にふるまっている人が見せるギャップが可愛く感じた」と、守ってあげたくなるような一面を持つ千夏の魅力を語った。
そして、「千夏ー1グランプリ」の第1位には、第15話「8月26日」から「夕日が照らす千夏」のシーンが選ばれた。2位との投票数がなんと約2倍というぶっちぎりの得票で選ばれたこのシーンについて、上田さんは「水族館とどちらにするか悩んだシーンです。自分の弱音を初めてはいたシーンですが、大喜が千夏をここまで笑顔にしてくれるんだと2人の関係性の深さが感じられました」と印象深くシーンを振り返った。また、今回1位に選ばれたシーンが、今後、商品化を予定していることも告げられ、会場からは期待の拍手が贈られた。最後は、キャスト陣から感謝のメッセージが贈られ、イベントを締めくくった。
千葉「様々な年齢の方から“アオハコ”を見ていると言われる機会が多く感じています。第24話を観て、好きという気持ちを抱え、本気だからこそ生まれる悩みや葛藤を、しっかり繊細に描いている作品だと感じました。これからも、彼自身の向き合い方で、他のキャラクターと向き合ってほしいですし、登場人物全員が真剣に生きている作品なので、これからも見守っていただけたらと思います」

上田「エンディングで描かれている雛ちゃんのりんご飴のように、甘酸っぱくて後味がほろ苦い作品だなと感じました。『アオのハコ』は、そんな後味がだせる素晴らしい作品だなと思います。ゆっくりですが、千夏と大喜の距離は少しずつ縮まっていっています。ここから千夏の気持ちがより表れてくるので、アニメでもこの先が描かれてほしいなと願っています。まずは最終話を見届けてください」

鬼頭「雛にとっては衝撃的な24話が放送されたばかりですが、アフレコに行く日は緊張しながら現場に向かった記憶があります。映像も音楽も全て素敵に仕上げて頂いて、雛や大喜、いろんな人たちの想いが丁寧に描かれていました。苦しかったですが、演じられて良かったです。この後、雛がどんな人生を歩いていくのか楽しみに観ています」

小林「胸が苦しかったり、微笑ましかったり、色々な感情にさせてくれる作品ですが、いよいよ最終回を迎えます。原作は続いていますし、いつかまたアニメでも続きを演じることができたらと思います。今度は、“菖蒲グランプリ”もやってほしいです」

市ノ瀬「菖蒲として初めて皆さんの前で語ることができました。もうすぐ最終話が放送になります。ぜひ最後まで見守ってください。本日はありがとうございました」

TVアニメ『アオのハコ』
毎週木曜よる11時56分からTBS系28局全国同時放送中
公式サイト