『リトル・マーメイド』 監督が「別世界の人のよう」と絶賛!新人ハリー・ベイリー演じる主人公アリエルの魅力
2025.3.21 12:45
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ディズニーの伝説的大ヒットアニメーションを実写映画化した『リトル・マーメイド』が、3月21日に初放送された。監督はアカデミー賞6部門を受賞した『シカゴ』のロブ・マーシャル。主人公アリエル役には、歌手としても活躍する新人女優ハリー・ベイリーが抜てきされている。
人魚は人間の世界に近づいてはいけないという掟(おきて)があるなか、人魚姫のアリエルは、人間の王子・エリックに一目ぼれ。美しい声と引き換えに3日間だけ人間になれるよう海の魔女・アースラと契約してしまうアリエルだったが・・・。果たしてアリエルと王子の恋の行方は!?
ロブ・マーシャル監督は、映画制作において最も重要な三つのことは何かと尋ねられたとき、「キャスト、キャスト、キャスト」と答えたという。アリエル役に抜てきされたハリー・ベイリーを初めて見たとき、とても若くて別世界の人のようだと感じ、さらには声が天使のように思えたのだとか。
2018年にスーパーボウルとグラミー賞授賞式にハリー・ベイリーがR&Bのデュオを組む姉と出演。それを観ていたロブ・マーシャル監督と製作のジョン・デルーカがオーディションの話を持ち掛けたという。
そんなアニエルのメイン・コスチュームになっているのは、海の色をイメージしたアクアブルーのドレスだ。彼女の髪と肌の色に似あうだけでなく、アニエルに備わる自然の美しさを引き立たせ、陸の世界での彼女の存在を際立たせる色となっている。
衣装は、海藻のうねりや海の性質が現れるように、縫製やタックを逆向きにするなどの工夫が施され、まるで当時の人が手掛けたかのような手刺繍(ししゅう)がされているそうだ。
長い髪の毛については、水槽でいろいろと試した結果、撮影は地毛で行われたのだとか。ハリー・ベイリーいわく、「人魚は櫛(くし)を持っていないので、ああやって自然と、編んだように絡まるんじゃないでしょうか」とのこと。
人魚姫のアリエルが繰り広げる大冒険。ディズニーが贈る、明るくて楽しいミュージカルをお楽しみに。
【ストーリー】
美しい歌声をもち、人間の世界に憧れている人魚アリエル。掟によって禁じられているにも関わらず、ある日彼女は人間の世界に近づき、嵐に遭った王子エリックを救う。この運命の出会いによって、人間の世界に飛び出したいというアリエルの思いは、もはや抑えきれなくなる。そんな彼女に海の魔女アースラが近づき、恐ろしい取引を申し出る。それは、3日間だけ人間の姿になれる代わりに、世界で最も美しい声をアースラに差し出すことだった…。
『リトル・マーメイド』(実写版)(2023米)
監督:ロブ・マーシャル
脚本:デヴィッド・マギー
原作:ハンス・クリスチャン・アンデルセン
製作:マーク・プラット、リン=マニュエル・ミランダ、ロブ・マーシャル、ジョン・デルーカ
製作総指揮:ジェフリー・シルヴァー
プロダクション・デザイナー:ジョン・マイヤー
衣装デザイナー:コリーン・アトウッド
歌/音楽:アラン・メンケン
作詞:ハワード・アシュマン、リン=マニュエル・ミランダ
出演 ()内は声の出演 ※は原語版
アリエル:ハリー・ベイリー(豊原江理佳)
セバスチャン:(木村昴/※ダヴィード・ディグス)
フランダー:(野地祐翔/※ジェイコブ・トレンブレイ)
スカットル:(高乃麗/※オークワフィナ)
エリック王子:ジョナ・ハウアー=キング(海宝直人)
グリムズビー:アート・マリク(仲野裕)
女王:ノーマ・ドゥメズウェニ(塩田朋子)
トリトン王:ハビエル・バルデム(大塚明夫)
アースラ:メリッサ・マッカーシー(浦嶋りんこ)