川口春奈主演『アンサンブル』9話 すれ違う思い…宇井(田中圭)のこん身の告白にSNS「不憫(ふびん)すぎ」「切ない」の声

2025.3.18 11:45

数日後、有紀の実家に現れたのは、翠だった。翠は20年以上前、和夫(光石研)が真戸原を引き取ることを決めた際に、和夫と別れていたことを有紀に説明する。自分は真戸原を育てる自信がなく、仕事の道を選んだが、別れた後も自分が選ばなかった未来に幸せがあったのかもしれないと、真戸原家を羨ましく思っていたという。翠は有紀に謝罪するが、有紀は、家を出て行ったことは自分と和夫との問題で、翠は悪くないとフォローして―。

そんな折、瀬奈は宇井、咲良(稲垣来泉)、祥子と食事をし、気球に乗りに行かないかと誘われる。瀬奈は悩みつつも四人で行くことを約束する。

翠の謝罪は受け入れたものの、自宅に戻る気になれない有紀は、友人の店を手伝うため仙台に行くことを決める。真戸原も一緒に行くと言ってきかず、もういらないからとずっと持っていた手帳を捨てるのだった。一方、和夫は、凛(香音)から有紀が実家にいることを聞かされ、迎えに行ってあげたら?と言われるが、明日は宴会の予約が入っており、迎えに行く暇などないと答える。

気球に乗りに行く約束の日。瀬奈は突然翠に呼び出される。翠は、有紀から瀬奈宛てに送られてきたものがあるといい、真戸原が捨てたはずの手帳を瀬奈に手渡す。手帳の中を見ると、そこには「小山さんにしてあげたいこと」と書かれたカードがあった。それは、宇井とのやりたいことリストをまねて作ったカードで、「たくさん笑顔にする」「ごはんを作ってあげる」「小山さんが悲しいとき、そばにいる」などのやりたいことが並ぶなか、リストの最後には「ずっと、ずっと、一緒にいる」と書かれていた。

するとそこに瀬奈を迎えに宇井が現れた。宇井は、瀬奈が真戸原のもとに行こうとしていると察すると、瀬奈を後ろから抱きしめ「いかないで」と言う。「俺のそばにいてほしい」―。そういう宇井に瀬奈は「ごめん」と謝り、自分が幸せにしたいのは真戸原だといい、駅へ向かって駆け出して―。

真戸原の手帳を見た瀬奈は…
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