横澤夏子 “育児の悲しい気持ち、困った気持ちが分かってもらえる”子育てを通じて気づいた自分のネタの持つ力
2025.3.17 12:00
芸人の横澤夏子が15日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。3児の母親になった今、子育てを通じて得た気づきについて語った。
故郷である新潟県糸魚川に訪れると、市民会館に足を運んだ横澤。「ここの市民会館で成人式があったんですよ」と、当時を懐かしむ。18歳で上京し、すでに芸人としての道を歩き始めていた横澤。「成人式の日にちょうど、吉本∞ホールの初めての出番だったんですよ、これは式典は出られるけど飲み会は出られないっていうので、式典だけ出て、めっちゃ忙しいフリして帰っていったのを覚えてます。髪の毛も盛り盛りにしてもらって、そのまま新幹線乗って」と、慌あわただしい成人式だった様子。その時のステージは憧れだった∞ホールでの初めての出番で「こんなにいっぱい入ってくれるんだっていう、見てくれてるっていうのがすごいうれしくて」と、その時のことを感慨深げに語った。

それから“何とかな女”のネタで、大ブレイクした横澤。芸能界の第一線で活躍してきたが、そんな彼女も2017年に結婚。3児の母になると、最近は芸人人生も変わってきているという。
ある時は妊娠中にオーディションに参加しようとして、主催者側の配慮もあって断られたことがあったという。「その時にやっぱり子育てと仕事の両立はやっぱ難しいっていうのを知って」と、少し寂し気に話す。「劇場出番がないと、ほんとにわたしは何者なんだろう見たいなところはあります。だから今もルミネtheよしもとで出番もらってると、結構そこでリセットできる」と、昔と比べて変化した働き方についてコメントした。
しかし子どもができたことで、自分の芸の本質に気づくことができたと続ける。「子育てっていっぱいネタが広がってて、それをいかに覚えておくかが今もうすごい勝負」と言い、そう思うようになったきっかけは、娘に薬を飲ませようとした時のことだという。