横澤夏子 「エピソードトークも何もなければ、何のネタも生み出せない」クラスの人気者から一変、ステージにも立てない上京したての日々
2025.3.17 11:40そんな岐路に立たされた横澤を救ったのは、昔から得意だった、“人を観察する力”。「とにかく人に出会わないとネタが作れない」と思い立ち、フラダンス、フラメンコ、ABCクッキングなど、ジャンル関係なくさまざまな習い事を習いに挑戦し、社会で普通に暮らしている色々な人を観察した。この経験こそが、横澤の鉄板ネタ、“何とかな女”へとつながっていった。
どこかで見たことのあるような、自分の周りにもいそうな人物のクセのモノマネは評判になった。「“何とかな女”っていうネタができてる時点で、結構私の人生が変わってきてて」と言い、かつては観客席から眺めるしかなかった∞ホールのステージにも、演者として立てるようになった。
そして2015年。∞ホールでトップクラスの芸人20組が参加するライブに出演。ニューヨーク、コットン、鬼越トマホークなど、今も最前線で活躍し続ける面々の中で1位に輝いた。「点数パカッて開けた時に、1位だったんですよ私。トップのトップだってなって、うれしい!ってなって、女子でトップになれることなんてあんのと思って」と、その時の感動を語る。女性ピン芸人では初のトップであり、∞ホールの歴史に残る偉業だった。「芸人人生で一番うれしかったことくらい。吉本の劇場でトップに立てたってのが、すごい自分の中で自信につながりましたね」と、思い出のつまったステージで、その喜びを言葉にした。
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写真提供:(C)日テレ
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