不正薬物を密輸しようとする外国人カップル…木村昴からのヒントを手がかりに、高田夏帆が見逃さなかった些細（ささい）な行動とは

声優の木村昴とタレントの高田夏帆、田中美久が3月13日放送『THE突破ファイル』の再現VTRに出演。国際空港の税関職員として、不審な外国人カップルが隠した違法薬物の在処を探した。

卓越した知識と、物品に蛸（たこ）の触手のようにはわせる指先のわずかな感覚から、その素材や情報を読み取ることで、“オクトパス”の異名を持つ木村監視官と、その部下である高田・田中係員の3人。そんな彼らの前にこの日現れたのは、麻犬反応があったというスウェーデン人カップル。

早速、カップルの荷物に手を伸ばした木村だったが、女性は潔癖症を理由に木村が荷物に触れるのを拒否。代わって高田と田中が手袋をはめて調査を行う。

どこか落ち着かない様子で目を泳がせるカップルに気を留めつつ、高田らがカップルの持ち込んだスウェーデンのお菓子やジャムに目をやると、男性はそれらを突然袋から開け口にしようとする。

高田が「すみませんが、ここは飲食禁止です」といさめると、慌ててジャムをこぼしてしまう男性。女性は荷物からウェットティッシュを取り出し、ジャムを拭き取った。

食品に薬物が紛れ込んでいる可能性はないと判断した田中は、続いて女性が持ち込んだ大量の除菌スプレーに注目。カップルは潔癖症ゆえの量だと説明するが、田中は言葉数が増えたことを怪しんだ。

ここまで怪しいものは見つかっていないが、荷物を拭き取り検査機器にかけると、薬物反応が見られたため、調査は続く。「これ以上、しつこくすると国際問題になるぞ」といら立ちをあらわにし始めるカップルだったが、高田は「検査機器が反応している方々を、やすやすと入国させるわけにはいきません。税関は最後の砦（とりで）なんです」と説得した。

最後に、カップルのボディチェックを行ったところで、ここまで調査に手を出せないでいた木村は、女性がチェック中に荷物が置かれた検査台に目をやっていたことに気づき、そのことを高田に伝える。

そして高田は、これまでのやり取りに考えを巡らせ「やはりやましいことが、おありのようですね」「あなたたちをここから一歩も通すわけにはいかない！」と、ついに手口を暴くのだった。