ドラマ『不適切にもほどがある!』主演・阿部サダヲ「OAから1年以上経っても反響がすごいと感じる」

2025.3.13 19:45
阿部サダヲの写真

2024年1月期TBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』の主演・阿部サダヲが、デフォルメされた昭和時代をコミカルかつ自然に演じ切っていることや、ミュージカル仕立てのシーンも、役柄のイメージを崩すことなく踊り切っていることが評価され、放送部門・芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。自身が感じた反響から、印象深いミュージカルシーンについてを明かした。

芸術選奨文部科学大臣賞は、芸術各分野において、毎年、優れた業績を挙げた者、又はその業績によってそれぞれの部門に新生面を開いた者を選奨する。

祝賀会では受賞者のスピーチが行われ、阿部は「何回か授賞式に行ったことはあるんですけど、SPの人が仁王立ちしている授賞式は初めてだったので、チラチラ僕のこと見てるような気がして、なんかしなきゃいけないのかなと思ったりしました(笑)なかなかお会いできない方々に会えて嬉しいですし、普段連絡とってない人からも“おめでとう”と言ってもらえて、賞の大きさを感じます」と、授賞式での本音から、受賞への喜びをコメントした。

阿部サダヲの写真

◆阿部サダヲインタビュー

――反響のある作品だったと思いますが、阿部さん自身はどのように感じていましたか?

実際1年以上もOAから経っているので、ここまで賞をいただけると思っていなかったので、反響がすごいと感じています。でも、先ほどの祝賀会でも少しずつ忘れてる人もいて、「“無責任にもほどがある”おもしろかったです」っていう(タイトルを忘れている)方もいらっしゃるんだなと感じました(笑)

一緒に共演した人たちにも、皆さん忙しくなってるし、すごいドラマに出たんだなって思いました。始まる前は、「挑戦的なことやりますよね」というライターの方とかがいたんですけど、OAされてみたら「こういうやり方があるんだと思いました」って言われたりしたことはありました。

阿部サダヲの写真

――この作品はミュージカル仕立てのシーンも多かったですが、記憶に残っているシーンはありますか?

クイーンっぽいなと思っていて覚えていたりしますね。バラードも良くて、ちょうど(古田新太と錦戸亮も出演する)スーツを仕立てるシーンがあって、そのバラードもすごく良かったです。振付を覚えて、レコーディングして、そこから本番になるので、結構時間がかかるので、全話曲も作っているのがすごいことだなと思いました。最終回は昭和と令和が一緒になったので、時間がかかった気がしています。

TBS系ドラマ『不適切にもほどがある!』
コンプライアンス意識の低い“昭和のおじさん”の小川市郎(阿部サダヲ)からは、令和ではギリギリ“不適切”発言が飛び出す。しかし、そんな市郎の極論が、コンプラで縛られた令和の人々に考えるキッカケを与えていくことに。 昭和から令和へ、時代は変わっても、親が子を思う気持ち、子が親を疎ましく思う気持ち、誰かを愛する気持ちという変わらないものもある。妻を亡くした市郎とその一人娘、そしてタイムスリップしたことで出会う人々との絆を描くヒューマンコメディ。

写真:(C)entax

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