三浦大知が振り返る沖縄アクターズスクールでの思い出と変声期の戸惑い「全部違う人が歌ってるみたい」という当時の心境に山崎育三郎も共感
2025.3.10 11:50
アーティストの三浦大知(37)が3月9日放送の『おしゃれクリップ』に出演。自身のパフォーマンスの礎(いしずえ)を築いた、地元・沖縄での思い出を振り返った。
番組では今年ソロデビュー20周年を迎えた三浦のこれまでの道のりを特集。沖縄アクターズスクール出身の7名で結成された『Folder』としてデビューした後、芸能活動休止期間などを経て、3児の父となるまでの半生に迫った。
9歳まで沖縄アクターズスクールに通っていた三浦。「学校が終わったらバス乗ってここ(スクール)来て、ずっと歌って踊って帰る」と、ダンスに熱中していたのだという。当時の思い出について三浦は「歌って踊るスキルじゃなくて、自分の気持ちや心を解放してくみたいな場所だった」と回顧した。
さらにVTRには、アクターズスクールのインストラクターで、三浦の恩師の牧野アンナさんも出演。幼い頃から高いパフォーマンススキルを持っていた三浦を、年齢が上のグループに入れるなどし、常にハイレベルな環境で育てたとした。その背景には「彼の伸びやかな声みたいなところが、声変わりをする前に世の中に(三浦大知)を知ってもらうべき」という思いがあったのだという。
やがて変声期を迎えた三浦は、13歳で芸能活動を休業。MCの山崎育三郎が「変声期ってどのように捉えてましたか?」とたずねると、三浦は「レコーディングしようとしたら、そのキーが出ない。Folderの最後のアルバムは、全部違う人が歌ってるみたい」と、日に日に声が低くなっていく様子を振り返った。
変声期のつらさについては、子役として活動していた山崎にも理解できる部分があるそうで、山崎は「自分の場合、変声期がものすごくショックで、自分の頭の中に鳴ってる音が出ないわけじゃないですか。持ってる声が1回なくなるっていう感覚」とコメント。
一方三浦は、不安があったとしつつも、当時の所属事務所の社長から将来の喉を見据えた休業だと聞かされ、「ポジティブな始まりだった」とした。当時から「何の根拠もないんですけど、歌って踊る人生なんだろうなと思っていた」という三浦は「歌えなくなるかも、踊れなくなるかも」とは思わなかったという。