見取り図・盛山晋太郎「自宅の中で遊牧民を再現してる…」群馬県・高崎市にある“9”の字の形をした住宅…そのワケとは

2025.3.7 11:45
見取り図・盛山らの写真

フリーアナウンサーの藤井貴彦が2月27日放送の『見取り図の間取り図ミステリー』に出演。数字の“9”の字の形をした家の間取り図に秘められた謎を調査した。

宅地建物取引士の資格を持つ藤井がリポーターとして訪れたのは群馬県高崎市にある1軒の民家。家の前に来てみると2階部分が妙にせり出している変わった作りをしている。しかもこの建物、上から見ると数字の“9”の形をしているという。そこにはいったいどんな理由があるのか?

170平米という広い敷地に建てられているこの建物の間取り図を見てみると、気になる点が3つ。“9”の字の真ん中のスペースにはいったい何があるのか? 2階の“9”の字の棒の部分にずらっと並ぶように書かれている長方形はいったい何を意味しているのか?その棒の先端部分は外観で見てもせり出しているように見えた場所で、壁の長さが左右で非対称になっているのだが、なぜそんな不思議な形をしているのか?藤井は早速お宅を訪ねて中を見せてもらうことに。この家の住人である伊藤さんご一家に案内され、まず“9”の字の真ん中部分をチェック。ここは広々とした中庭になっていた。巨大な窓にぐるっと囲まれておりどの部屋からも見ることができ、天井もなく吹き抜けになっている。夏になると緑で一杯になるというこの部分には、まれにイノシシが侵入してくることもあるという。

“9”の字の輪の部分にはリビング、キッチン、ダイニングなどがあるのだが、扉が一切見当たらない。これは「家族のために“ワンルーム”が住宅空間としていいのではないか」というご主人の考えによるもの。細長いワンルームをイメージした結果、このような形になったのだという。庭を中心に円形にすることで、どこにいても家族が見えるようになるのもメリットの一つ。扉もないため、どこから呼びかけても声が通じるようになっている。実はご主人は一級建築士で、この家もご主人自ら設計したのだとか。

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