伊藤沙莉「どうしても人見知りが治らなくて…」緊張が一気にほぐれた松たか子の行動とは

エンタメ

2025.3.6 15:15

■伊藤沙莉　インタビュー

――撮影の感想をお聞かせください。

すごく楽しかったです。勝手にとても癒やされていました。ご一緒させていただいている役者さんたちもそうですし、撮影の雰囲気も、すごく自分がナチュラルでいられる現場で、設定も面白くて、かわいらしい感じの内容なので、あっという間に時間が過ぎていきました。
自分の緊張が相手にうつるのと一緒で、安心・安定みたいな感じもうつると思っていて、今回は全員穏やかな雰囲気だったので、そこに交ざっていると、自分もとても落ち着くんですよ。そこが私の癒やしにつながっていたんじゃないかなと思います。

――共演した皆さんの印象をお聞かせください。

個人的に大好きで、作品を見て常に心を刺激される方々なので、最初はすごく緊張していました。優実ちゃんだけ一度、作品でご一緒したこともありますが、ほぼ丸一日一緒にいるのは初めてです。本当に皆さんナチュラルで、飾らず、無理せず、自分のペースをちゃんと持っている人たちなので、私にとってその居様（いざま）が癒やしでもあって、かっこいいんですよ。
松さんは大先輩で、ずっと見てきた方ですが、スーッと近づいてきてくださって。それで最初の緊張が、一気にほぐれていったというか。私自身、どうしても人見知りが治らなくて、初対面の時は様子見のような感じで、割と近寄れない方ですが、今回はその時間が本当に短くて、それは皆さん一人一人の居方のおかげだなと思いました。
杉咲花ちゃんも思っていたよりもトークをしてくれる方で、すごく元気に話してくださったので会話が盛り上がりましたし、優実ちゃんは元々口数が多いタイプでないのは存じていましたが、現場にキョトンと座っている感じが見ているだけでかわいいし、話していて返ってくる言葉とかもすごくかわいらしくて、本当に皆さんに癒やされました。

――もし宇宙旅行に行くとしたら、何を持っていきますか？または、宇宙でしてみたいことを教えてください。

地球人以外を探して、どういう言語で話してるんだろうとか、どういうコミュニケーションを取ってるんだろうとか、例えばエンターテインメントはあるのかとか、その星の文化を知りたいなと思います。そうなってくると、やっぱり現代人だなと思われそうですが、スマホは絶対に持っていきたいですね。インターネットがつながらないと思うので、使えるかどうか分からないですけど、私は現場の待機中、スマホのデータフォルダに入っている家族で撮った写真をずっと見ちゃう時間があるので、写真を撮りたいし、見たい。となると、スマホに全てが詰め込まれていることもあって、検索はできなくても、これはこうだったとメモすることはできるので便利なツールだなと思いますし、いろんな形で記録を残したり、自分で振り返ったりすることを考えると、やっぱりスマホかなと思いました。

――この春に新しく始めたいことは？

少しゆとりがないとできない生活がしたいです。お休みの日ぐらいは、近くのパン屋さんへ買いに行って、ゆっくりおうちで朝ご飯を食べるとか。あと、ピクニック用に飲み物が入るバスケットと、お皿が入るバスケットの 2 種類を買ったんですけど、それを一回も使えていなくて。ちょっと疲れていたり、気分が乗らなかったりすると、家に閉じこもる生活になりがちなので、この春は友達とピクニックに行って、「クラフトボス世界のTEA」でみんなと乾杯して、穏やかな時間を過ごしたいと思います。

■杉咲花　インタビュー

――撮影の感想をお聞かせください。

楽しかったです。緊張もしていましたが、とてもすてきなお三方とご一緒できることがうれしくて、あっという間に時間が過ぎ去っていました。私はきょうだいがいないので、きょうだいと過ごすってこういう感じなのかなと、撮影中も不思議な感覚でいましたが、尊敬しているお三方なので、何だかドキドキしちゃって（笑）。本当に笑いの絶えない、楽しい撮影だったと思います。

――共演した皆さんの印象を教えてください。

松さんは大先輩ですが、とても気さくでユニークな方で、いろんなお話をしてくださって、一緒にいるだけで顔がほころぶような、本当に本当にすてきな方でした。沙莉さんは小さい頃から拝見していたので、お会いできてすごくうれしかったです。とにかく明るくて、松さんと二人で現場を盛り上げてくださったというか。盛り上げるというより、二人とも飾らずそこにいてくださっていたのだと思いますが、クスッと笑えるようなことがたくさん起きて、かっこいいなと思って見ていました。河合さんはものすごく落ち着いていて、自分の方が年上なのに、お姉さんみたいな気持ちでお話ししてしまいました。この作品見ましたとか、好きな料理家さんの話とかもできて楽しかったです。