ひきこもりがちだった、こっちのけんとを変えた母の「お弁当大作戦」とは…中学時代の友だちも涙した深イイ話　

そんな、焦るけんとの状況を変えるべく、母がとった行動…それは、手作り弁当。母は、あえて、けんとだけを特別扱いしようと思い、『メッセージ付きお弁当大作戦』を始めたという。

「お弁当をキレイに食べてくれてありがとう」「笑顔で話してくれたのが嬉しかった」などの一言を紙に書いて、けんとの弁当にだけ3年間1日も欠かさずに添えた。それは母親として「けんとをちゃんと見ているよ」と伝えたかったからだという母からのメッセージが紹介されると、けんとは「まだ自分にとって母とかは、ちょっと敵というか…って思っちゃってたところがあったんですけど、毎日お弁当で僕のいいところをずっと褒めてくれたんですよ…で、母とも仲良くなって、それがきっかけで、めっちゃ明るくなった」と振り返った。

弁当の袋を開けると、最初に目に入るメッセージカードを、友だちに見られないように毎回パッと読んで、すぐに隠していたというけんと。しかし、1度だけ友だちに見つかってしまったことがあるという。それはちょうど卒業式シーズンで「みんなで最後のお弁当を食べよう」という気持ちになっているタイミング。「僕も油断して、ちょっとエモーショナルになってたので、“あ、お母さんからの手紙で卒業おめでとうみたいに書いてるわ…”ってなったら、みんな見てて、それでバレたけど、“わー恥ずかしい”と思った瞬間、みんなもちょっと泣いてて…」と、母が毎日欠かさず手紙を入れてくれていたこと知った友だちが全員自分の母を褒めだしたというエピソードを明かした。

スタジオでは「超イイじゃん」と感嘆の声が溢れ、上田も「中高生で、あんま母親褒めるなんてないもんね」と感心。温かい笑いに包まれた。

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写真提供：（C）日テレ