津軽弁の日常会話はフランス語に聞こえる? 雪の青森・外ヶ浜町蟹田地区での『ダーツの旅』
2025.3.6 09:30街の中で出会った一人の女性に話を聞くと、「私一回“吹奏楽の旅”に出たことあります」という。彼女は青森山田高校吹奏楽部の卒業生で、東京のスタジオにも来て演奏したことがあったのだ。進学のため上京し就職した後、現在は青森に戻ってフェリー会社で経理や広報の仕事をしているという。密着当時を振り返り、夜まで密着するスタッフの姿を見て「常にだったらしんどい仕事だなって高校のときから思ってて…」という。強豪吹奏楽部も朝から晩まで練習するという点では同じようなもの。「社会出たらもっと大変だから“ここを踏ん張れないと社会に出たとき何も続かないよ”っていうのをずっと言われてて…」と言うが、「社会に出たときの方が楽だったな。定時で上がれるし!」とのことだった。
続いては庭先にたたずんでいる男性に話を聞いてみることに。85歳だというこのお父さん、奥様は「昼寝してる」という。しばらく話を聞いていると、寝ていたはずの奥さんも登場。ご主人と同い年だという奥さん、気が付けばごく自然にお父さんと腕を組み、その後ずっと離すことはないほどのラブラブぶりを見せつけてくれた。21歳のときに北海道の同じ職場で出会い、次第にお付き合いするようになったのだそう。初めて手をつないだときのエピソードを聞いてみると「映画だか観に行ったとき、戻りに手つないで来たときあったかさな~?」と当時のことを克明に思い出す奥さん。「どっちからつないだんですかね?」という質問にも「私の方だびょん。アハハハハ!」と照れ臭そうに答えてくれ、その間もずっと旦那さんの腕を握りっぱなしだった。
駅前の休憩所をキレイに装飾しようとしていた女性に話を聞き、『ダーツの旅』のスタッフだとわかると「雪が見たいのと津軽弁が聞きたいんだべ?」という。ちょうどそこにいた人々と津軽弁がフランス語っぽいという話をしていたそうで、「でごめよ~」とか「あっぱでどら~」とかが特にそう聞こえるらしい。ちなみに「あっぱでどら~」は「奥さん、手出して」という意味で、「でごめよ~」は「大根おいしいよ」という意味だそう。フランス語っぽく聞こえるなんてことない日常会話のフレーズに、スタッフも驚きを隠せなかった。
この津軽弁を教えてくれた女性がおすすめの『マツオスーパー』に連れて行ってくれた。ここは老朽化などの理由で2年前に閉店の危機を迎えたが、店長が若い世代の人に代わったのを機に売り場面積を半分に縮小し、残ったスペースを地域の交流スペースに改修。このスペースからSNSを発信したり、様々なイベントを開催したりすることで経営状況も改善され、閉店の危機を無事乗り切ったのだという。このスーパーおすすめという、外ヶ浜産のホタテと米粉を使ったパンで作ったオリジナルドッグ『キュンの一撃』を試食させてもらったスタッフ。紹介してくれた女性が「食リポ期待してるよ!」と見守ってくれていたが、一口を大きく食べないとホタテまでたどり着かず、大きく食べると口がいっぱいになってしまい何もしゃべれなくなってしまうという“一撃”を食らった。
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