カズレーザー 東京・赤羽の“せんべろ街”も消える?都心部を中心に進められる、都市の再開発の裏事情とは
2025.3.5 09:30これらの解説を受けて、赤羽出身のみちょぱは「元々いた人にもうちょっと優しくできれば、再開発もいいんじゃないかなとは思う」と複雑な思いに対してコメント。ここから番組は、せんべろ街のような街の個性を生かした再開発の方策について議論が巻き起こった。

野澤教授は「東京都が決めたメニューじゃなくて、地域と、こう共同して住民の意見を入れてほしいというものを入れてもらうとかあるいはその、せんべろ街でも全部を残すのは難しくても、1部残すとかですね、いろいろやり方はあります」と2人の意見に賛同。実際に東京・下北沢駅周辺の再整備では、区と電鉄会社、そして住民が話し合いを重ねた結果、タワーマンションではなく低層の建物がならび、個性的な店舗の密集地として地域との共存を果たした。
一連の講義を踏まえ、カズレーザーは「再開発は結構やっぱ考えることありますね」と総括。続けて岐阜県の世界遺産・白川郷を例に挙げ「本当に不便で忘れさられそうになってた場所がたまたま残っていて、今文化的にとんでもない価値が生み出され、みんな評価してるじゃないですか。不便なところを我慢した結果、50年とかで文化的価値が生まれたし、100年経ったら世界遺産になるかもしれない」と発言し、文化と利便性のバランスを考えることの重要性を指摘した。
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写真提供:(C)日テレ
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