「私たちにとっても衝撃の内容でした」ドラマ『ホットスポット』プロデューサー・小田玲奈が語る脚本家・バカリズムの“スゴさ”

2025.3.4 17:20

バカリズム脚本の日本テレビ系日曜ドラマ『ホットスポット』の制作ウラ話を、本作のプロデューサー・小田玲奈が語った。

日本テレビ系新作オリジナルドラマ『スポットライト』。地元のビジネスホテルで働く遠藤清美(市川実日子)41歳。ある日、彼女はひょんなことから宇宙人と遭遇し…?!小さな田舎町で不思議な出来事が起こったり起こらなかったりする、脚本バカリズムの地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー!

脚本家・バカリズムとは前作『ブラッシュアップライフ』に続いて再びタッグを組む小田玲奈プロデューサーが、ドラマのウラ話と、東京03・豊本が出演する「PR TIMES」とのコラボCMのウラ話を教えてくれた。

◆『ホットスポット』制作ウラ話

――“細かすぎる伏線”が、話題の『ホットスポット』ですが、まだまだ、視聴者に「気づかれていない」伏線はありますか?ヒントを教えてください!

気付かれていない伏線は…あります!ただ聞かない方が楽しめると思うので。みなさんが、「ここは伏線じゃないか?」と言っている、その10倍は隠れています!

小田玲奈プロデューサー

――なぜ宇宙人役に、東京03角田晃広さんを起用したのですか?

企画段階で、宇宙人の設定を考えているときに、脚本家の升野(バカリズム)さんから、「頭脳を使うと副作用で髪の毛が薄くなる」というアイデアが出て、おでこが広めの俳優さんを探していたところ、升野さんから角田晃広さん(東京03)のお名前が挙がりました。今となっては、おでこの広さ関係なく角田さんで本当によかったなと思います(笑)。面白と哀愁(あいしゅう)…角田さんじゃなかったら高橋さんというキャラはこんな風になっていないと思うので。

TVer限定の動画「何度も見たくなる!ホットスポット注目ポイント!」では、宇宙人・高橋の名シーンのウラ側が見ることができます。第1話の「一瞬で救出」、第2話の「大ジャンプ」、第3話の「大爆走&天井に…」。見ると高橋さんをもっと好きになると思います。

――脚本家・バカリズムさんとタッグを組んで3作目ですが、改めて感じる“スゴさ”は何ですか?

“スゴさ”と言えば、升野さんから送られてきた第8話(3月2日OA)の台本は、私たちにとっても衝撃の内容でした。こんな展開になるとは予想していなかったので。クランクインしてから升野さんが思いついたアイデアがあって、「だったら、あそこにこれを仕掛けよう」みたいな感じです。

『ブラッシュアップライフ』の麻美(安藤サクラ)が、幼なじみのなっち(夏帆)とみーぽん(木南晴夏)が乗った飛行機をまりりん(水川あさみ)と一緒に事故から救うという展開も、実は、升野さんが途中で思いついたんです、信じられないですよね。

升野さんはコントを書く方なので、「この10秒を面白くする」「このワンシーンを面白くする」「この1時間を面白くする」を、まずは考えていて、大きい仕掛けは途中で思いついて、「じゃあ、ここをこうしたらいい」みたいな作り方をするんです。よくそれで第1話を書き始められるなと。

『ホットスポット』は、第5話からが“第2章”ならば、第8話以降が“最終章”になると思います。最終章での展開も、企画段階では思いつかないまま進めてきましたが、みなさんがオンエアを観たら「最初から思いついて作っていたんでしょ」と思うような、『ブラッシュアップライフ』の時と同じようなことが起きています。

――『ホットスポット』でオンエア中の、PR TIMESとのコラボCM。実は細かな設定があると聞きましたが…

豊本明長×田辺桃子×岡部尚写真

CMの場面設定は、ドラマ『ホットスポット』の制作の裏側。実は、『ブラッシュアップライフ』と世界線が繋がっているシェアード・ユニバースです!(笑)。このCMには、『ホットスポット』のプロデューサー・宣伝担当・助監督が登場しますが、助監督の俳優さんは、『ブラッシュアップライフ』(近藤麻美3周目の人生・テレビ局編)でも助監督役をやっており、『ホットスポット』では、PR制作を手掛けるまでに“出世”した…という裏ストーリーがあります。

プロデューサーも、宣伝担当も、助監督も、全て実際にいる人物をモデルにしており、細かく再現されています。例えば…

・プロデューサー:服装はタートルネックにジャケット、スタバのコーヒーはベンティサイズ、よく差し入れされたお菓子を食べている。
・宣伝担当:服装はキャスト顔負けの華やかさでイヤリングは大きめ、アクセサリーのようなストラップホルダーで携帯を提げている。
・助監督:服装は黒が多く、キャップは後ろ被り、イヤホンのストラップをくるくる回しがち
それぞれの台詞の言い回しやトーンまで、「実際にいる」モデルを元に、演出されました。

そうそう、プロデューサー役の豊本明長さん(東京03)も升野さんからの提案です。こういうちょっといい加減なプロデューサー結構多いのでものすごくリアルです。ちなみに、「ハードル上げないで」は私がよく升野さんに言われていることで、まさか、ここでネタにされるとは思いませんでした(笑)。こだわりの詰まったCMも楽しみにご覧ください。

日本テレビ系日曜ドラマ『ホットスポット』

毎週日曜よる10時30分 放送


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